着物を着始めたばかりの頃、
「羽織って必要なん?」
「コートと何が違うの?」
って思ったことはありませんか?
羽織は、洋服でいうところのジャケットやカーディガンのような存在。
でも着物の世界では、
フォーマルなの?カジュアルなの?
と、ちょっと分かりにくい存在でもあります。
実は、羽織の役割は昔と今では大きく変わりました。
この記事では、着物初心者さんが迷わず使える“今の羽織の考え方”を、できるだけ分かりやすくお話しします。
羽織ってどんなもの?
羽織は、着物の上に着る上着で、洋服でいうジャケットやカーディガンのような存在です。
前が開いているのが特徴で、コートほど防寒力はありません。
そのため
「寒いから羽織を着る」
というよりは、軽く羽織って調整するものと考えると分かりやすいです。
昔の羽織と、今の羽織役割は違う
昔は、羽織には「ちょっと改まる」という役割がありました。
例えば、小紋の着物でも紋付の羽織を羽織れば、少しきちんとした場に出られる。
町内のお通夜などでは、地味な着物の上に黒の紋付羽織を羽織って出かける、ということも実際にありました。
でも、こうした使い方は今ではほとんど(全くと言って良いレベル)しません。
そのまま真似する必要はないので、初心者さんは「昔はそうだったんだな」くらいで大丈夫です。
今の羽織の主な役割
では、今の羽織は何のために着るのでしょうか。
今の羽織の役割は主にこの3つです。
- コートを着るほどでもない時の温度調整
- 帯を見せて、コーディネートを楽しむ
- 人混みや乗り物で帯を守る
前が開いているので、寒さが厳しい日には向きません。
その代わり、軽やかに着られるのが羽織の良さです。
季節で考えればOK|羽織の選び方
初心者さんが羽織を選ぶ時は、格よりも季節を意識しましょう。
- 袷の羽織:秋〜冬
- 単衣の羽織:春・秋
- 薄物の羽織:夏
「この季節に合っているかどうか」
それだけ気にすれば、まずは十分です。

フォーマルとカジュアル、どう考える?
羽織にもフォーマル用・カジュアル用がありますが、
今、普段のお出かけで使う羽織はほとんどがカジュアルです。
フォーマル用の羽織は、今は出番がかなり少なくなっています。
初心者さんは
「迷ったらカジュアル羽織」
で問題ありません。
羽織は、コートよりも実用性よりおしゃれを楽しむアイテムになってきました。

絵羽織は、背中で柄がひと続きになるように仕立てられた羽織です。
柄が華やかなため、準フォーマル向きの羽織とされています。
みつ子柄が華やかなため、合わせる着物は付下げなどに限られ、着る場面も多くありません。



その分、とても贅沢な羽織ですね。
亡き姉の付下げと羽織を身にまとい、嵐山の「翠嵐」へ出かけました。
年齢的には少し華やかすぎる装いではありますが、今回はプライベートなお出かけで、どうしても翠嵐という場所に着て行きたいと思い、思い切って選びました。
ご一緒した方からも好印象だったのが嬉しかったです。
その時の様子を動画にまとめ、YouTubeにアップしています。
ブログからご覧いただけますので、よろしければぜひご覧ください。




まとめ|羽織は気軽に楽しんでいい
羽織は、難しいルールを覚えなくても大丈夫なアイテムです。
- コートほど重くない
- 帯を見せて着物らしさを楽しめる
- 1枚あると、着こなしの幅が広がる
まずは普段のお出かけで、気軽に羽織ってみてください。
羽織は、着物をもっと身近にしてくれる一枚です。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が参考になれば嬉しいです。
着付け教室を開いています。お問い合わせお待ちしております。
結ばなくてよいタイプの、シンプルな羽織紐を一つ持っておくととても便利です。
購入する際は、カニカンで簡単に取り外しできるかを必ず確認しましょう。
昔ながらの、羽織の「乳(ち)」に直接通すタイプの羽織紐は、付け替えが少し手間になります。
その場合は、S管を使えば簡単に取り外しできるようになりますので、ひと工夫すると使いやすくなります。
マグネット式やクリップ式は外れやすい点に注意です。










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