若い頃は、好きな着物を思うままに楽しんでいました。
でも今は、重い着物は疲れるし、きちんとした場へ出かける機会も減りました。
それでも、
「やっぱり着物は好き」
その気持ちは、今も変わりません。
そんなとき、ふと考えるのです。
「この着物さえあれば大丈夫、と思える一枚があったらいいな」と。
着物に興味はあるけれど、
・何を選べばいいのかわからない
・失敗したくない
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
今日は、
今の自分にちょうどいい着物について、
お話ししてみたいと思います。
「この着物さえあれば大丈夫」とはどういうこと?
「この着物さえあれば大丈夫」と聞くと、
格式が高く、どんな場にも通用する着物を思い浮かべる方もいるかもしれません。
けれど、ここで言う「大丈夫」は、そういう意味ではありません。
私が思う「大丈夫」とは、
- 着る前から気持ちが楽なこと
- 迷わず手に取れること
- 着ている間も、無理をせず自然体でいられること
です。
「失礼にならないだろうか」
「浮いてしまわないだろうか」
そんな不安を抱えながら着る着物は、
どうしても出番が減ってしまいます。
反対に、
「これなら大丈夫」
と思える一枚があると、着物はぐっと身近になります。
特別な知識がなくても着られること。
帯や小物で、少し雰囲気を変えられること。
年齢を重ねても、無理なく着続けられること。
それらを満たしてくれる着物こそが、
今の自分にとっての
「この一枚さえあれば大丈夫」な着物だと思うのです。
これなら大丈夫と言える着物の条件
「着物は好きだけれど、何を選べばいいのかわからない」
そんな方に向けて、
まず押さえておきたい安心できる条件をまとめました。
難しい決まりごとではありません。
大切なのは、
- 着ていて楽かどうか
- 出番が多くなりそうかどうか
この二つです。
色は、派手すぎず地味すぎない
最初の一枚は、
強い色や個性的すぎる色よりも、
少し落ち着いた色合いがおすすめです。
たとえば、
- ベージュ
- グレー
- くすみのある青や緑
- 深みのある赤や紫
顔映りが良く、年齢を重ねても無理なく着続けられます。
帯や小物で明るさを足せるので、物足りなさを感じることもありません。

柄は、ほどよく余白のあるもの
柄が細かすぎたり、びっしり詰まっている着物は、
意外と着こなしが難しいものです。
- 地色がきちんと見える
- 柄に強弱や間がある
こうした着物は、全体がうるさくならず、
帯も合わせやすくなります。

季節感が強すぎない
桜や紅葉など、季節をはっきり感じさせる柄は素敵ですが、
着られる時期が限られてしまいます。
初心者や、着物を再開したい方には、
- 草花
- 幾何学
- 縞や抽象的な柄
など、長い期間着られる柄が安心です。
季節を選ばない柄は、自然と出番が増えていきます。

軽くて、動きやすい
重い着物や、締め付けの強い着方は、
「今日はやめておこう」と思う原因になります。
- 長時間着ていても疲れにくい
- 座ったり歩いたりが楽
着心地の良さは、
続けられるかどうかの分かれ目です。

帯や着方で印象を変えられる
同じ着物でも、
- 帯を変える
- 小物を変える
- 着方を少し変える
それだけで、印象は大きく変わります。
一枚でいろいろ楽しめる着物は、
自然と出番が増えていきます。

まとめ
「これなら大丈夫」と思える着物は、
特別な一枚である必要はありません。
着る前から気持ちが楽で、
着たあとに
「また着たい」
と思える着物。
そんな一枚があれば、
着物はもっと身近で、楽しいものになります。最後までお読みいただきありがとうございます。
※ 実際のコーディネート例や、
「安心」と「少し攻める」のバランスについては、
別記事で詳しくご紹介しています。

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