昔はちょうどよかったのに…着物が長くなっていませんか?
誂えた時はぴったりだった着物。
それなのに最近、おはしょりが長く感じる。
実はこれ、珍しいことではありません。
シニア世代になると、少しずつ背が縮むことがあります。
すると、今までちょうどよかった着物が自然と長くなるのです。
反対に、昔は短かった母の着物が、今はちょうど良くなることもあります。
体が変われば、着物のバランスも変わるのですね。
既製品のSサイズでも長くなる理由
今回YouTubeでご紹介しているデニム着物は、弓月というメーカーの既製品のSサイズです。

デニム着物の寸法は裄69cm(袖幅35cm)着丈168cmです。今の実寸の素人採寸です。
私のサイズは裄67.5cm(袖幅34cm)着丈154cmなのでかなり長いのです。購入した時は若かったので着丈は158cmくらいでした。
購入当時も少し大きめでしたが、気に入ったので今ほど気にならずに購入しました。
さらに、最近、私は洋服ミックスで着ることが多く、
補正を入れていません。
補正をしないと体の厚みが出ないため、
着物はより下に落ちやすくなります。
結果として、
以前よりも、さらにおはしょりが長くなってきました。
既製品だから安心、Sサイズだから大丈夫、というわけではないのです。

おはしょりが長すぎると起こること
・もたつく
・背が低く見える
・腰まわりが厚くなる
とりあえず多めに折り上げて、伊達締めできつく締める方法では、上半身の着崩れ直しができず
一日ラクには過ごせません。
こちらは、この方法を取り入れる前の着方です。
おはしょりを調節していないため、全体がもたついてすっきり見えません。

解決策|“調節できるおはしょり”にする
ポイントは、伊達締めだけで固定しないこと。
伸縮性のある腰紐を使い、やさしくフィットさせます。
・おはしょりを一旦長めおろし整える
・だいたい良い長さまで引き上げる(最終的におびの下線より5〜6cm)
・すずろ腰紐は締めすぎない(伸縮性があっても締めすぎると苦しい)
・あとから引き上げられる部分を胸紐(コーリン和装じめ)とすずろ腰紐の間に残す
これだけで、食後や長時間座ったあとでも微調整ができます。
1本で胸紐と伊達締めの両方を兼ねる便利なアイテムです。
クリップは、胸紐の上ではなく、胸紐で押さえられる下の位置に留めてください。そのほうが安定し、着崩れしにくくなります。
▼動画で実際のやり方をご覧いただけます。
体が変わったら、着方も変えていい
シニアは若い頃と同じ着付けにこだわらなくていい。
背が縮む
胸元は痩せて、胴が短くなり、下腹が出るなど、体型が変わる
補正を減らしたくなる
それなら、着方を変えればいいのです。
着物を我慢して着る必要はありません。
まとめ|サイズより大切なのは“調節力”
既製品のSサイズでも、
誂えた着物でも、
体が変われば長く感じることはあります。
着物の丈をすぐに直さなくても、
“調節できるおはしょり”にしておけば、今の自分に合った着方ができます。
年齢を重ねたからこそ、シニアの強い味方!
無理をしない着物時間を長く続けましょう。


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