八掛ってなんですか?
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八掛とは、袷の着物の裾の裏と袖口に付ける布です
詳しく言うと、八掛とは袷の着物の裾の部分や衽、襟先、袖口に付けて着物の表地の保護と裾裁きをよくするもの
目に触れることも多いため、裾や袖口からちらりと見える色にこだわったりお洒落感を演出できたりするもの
なので、どんな色にするかで着物のイメージがガラッと変わります
これは白地に藤色の絣の入った白大島で元々は薄いピンク色の八掛がついた母の着物でした
裄(肩幅と袖幅)を出してもらうときに一緒に八掛もおとなし目の藤色に替えてもらいました
八掛は着物を全部ほどかずに替えてもらえます
藤色の同色のぼかしのものをつけました
着物の色味に近い八掛をつけると、色が統一するので、帯合わせがしやすいと思います
最近は、どちらかというと、ビビッドな色より落ち着いたマットな色が主流です
これは、もっとビビッドな赤の八掛がついていた姉の大島紬ですが
寸法をマイサイズに替えるついでにほどいて、洗い張りして着物の中の一色のおさえた赤の八掛をつけました
既製品の八掛は、無地が多いんですが、たまたま、地模様ありの襦袢の残りでいい感じの物を
見繕ってもらいちょっと変わったいい感じになりました(*^_^*)
八掛を黒にするとまた違った感じになると思います
着物の中の一色を取ると帯合わせがしやすいので迷ったら、上記の藤色の様におとなし目の一色を合わせるのもいいでしょう
ただ、うすい色の着物のは八掛の色がすけてみえるとまずいのでぼかしになった八掛を付けます
「お召し」とはお召縮緬が正式名称の、和装生地に用いられる絹織物の一種で、糸に撚りがかかっている強撚糸を使用していることが特徴です。裾さばきのいい、しゃきっとしながら体に添う、着心地の良い着物ができ、着物そのものを指す事もあります。
上の写真の着物の様に、全く違う色を合わせる時は自分の持っている帯、この着物に合わせたい帯の色目を八掛にすると良いです。
この組み合わせはお気に入りで、落ち感のいい着やすい着物です(^_-)-☆
他にこんな感じのものもあります
これは滅多にない八掛ですね!
もう、同じものがないので、八掛が傷んだ時、傷んだ裾を切って胴裏の
部分を伸ばして、仕立て直したくらいです
八掛は基本的に着物の中の一色か同色がおすすめです
八掛を替える時、帯留や帯揚げ、半衿にもイメージチェンジの手伝いができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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