※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
最近、『嫁入り支度の着物が有って、お茶のお稽古に着たいんだけど派手だし、帯合わせや小物合わせが全くわからないの』と質問を頂きました。
派手な着物を着るにはコツがあります。それを知らずに着るととんでもないことになります。着物歴30数年の着付け講師みつ子が10のコツ(決まり)について分かりやすく説明をしていきますので、最後までご覧ください。
この記事を読んでわかること
派手な着物を活かすための手順
気軽なお出かけやお茶のお稽古に着る着物とは
着物を活かす際の最低限の決まり
着物を着るのに基本的に必要なもの
着物、帯、長襦袢、肌着、足袋、腰紐5本、伊達締め2本,衿芯、補正用のタオル(フェースタオル3~4枚)帯揚げ、帯締め
派手な着物を活かすための手順(気軽なお出かけやお茶のお稽古に着る)
- 着たい着物を選ぶ ⇒ お茶のお稽古なら小紋、色無地
- 着たい帯を選ぶ ⇒ お茶のお稽古なら名古屋帯
- 帯締めを出してみる ⇒ お茶のお稽古なら平たくて金糸の銀糸の物は避ける
- 帯揚げを出してみる ⇒ お茶のお稽古なら総絞りや金糸か入っていないものを選ぶ
- 襦袢は着物と寸法が合っていればどれでもよい(半衿は白)嫁入りの物は大体着物とセットになっている
以上の手順で出してみてコーディネートを考える
以上、小紋、色無地、江戸小紋の実例です。
気軽なお出かけやお茶のお稽古に着る着物とは
- 小紋 生地全体に柄が入っていて柔らかい生地
- 色無地 地模様があり、黒以外で一色に染められた柔らかい生地の着物
- 紬 紬糸で織られた着物で張りがあり、小紋に比べると固めでしっかりとしている
上記の3つは気軽なお出かけやお茶のお稽古に最適な着物ですが、お茶お稽古の先生によっては紬がNG の場合もあるので、先生に問い合わせてください。
着物を活かす際の最低限の10の決まり
- 帯を地味にする。
- 帯揚げや帯締めを地味にする。
- 着物の色の一色の帯をするなど、色目は3色までにする。
- 出かける時は、大判の、地味なショールやコートで派手さを抑える。
- 自分で派手か判断できないものは友人など、人の意見を聞いてみる。
- 見積を出し、八掛を替えたり、染め直しを検討する。
- 長襦袢に出来そうな着物は襦袢に仕立て直す。生地は薄いもので柔らかいものが適している。
- 紬や、しっかりした生地はコートや羽織に仕立て直す。
- 着物が地味なら帯は少々派手でで使える。
- どうしても派手な小紋は帯に仕立て直す。
正絹以外もコスパいいです。
どうしても合う小物がなく購入するときの選び方
下記のような二色に分かれたおびあげをチョイスすると一枚で3パターンのコーディネートができます。
帯揚げと帯締めは同色を持っておくとコーディネートがまとまります。
帯揚げが薄グレーとターコイズブルーなら帯締めもその2色を組み合わせると失敗はないです。
番外編(派手な附下を着てみました)
44年前の墨絵のような柄に薄くグリーンのぼかしがあるくらいなので、帯を着物の地味目な色、銀ねずをとり年相応に装いました。
これくらいなら、フォーマルな席でも問題なく着られました(^_-)-☆
着付初心者が楽しくなる着付の極意
着付けを習っていた方も着付け小物を更新させたり下準備をきちんとするだけで楽しく着付けが出来ます。
- 楽に装う
- 長襦袢にはコーリンベルトを使って襟を固定する。
- 衿を動かず決めるために、補正は最低限の胸元、アンダーバスト、ヒップに使う。いつも使うものをセットしておく。
- 着物の着付けには便利グッズを使う。伸縮性のあるコーリン和装締めを使えば、苦しくなく、下前のおはしょりを挟み込んでおはしょりを一重にしたり、しわを送って綺麗に仕上げられる。
- 腰紐の代わりに、伸縮性がある腰紐ウエストベルトを使うと、手直しが楽にできたり、締め付け感を感じにくい。
- 綺麗に装う
楽に装うと、自然に、綺麗に装えるようになる。ひたすら、楽に着る方法を繰り返し、練習してください。
- 早く装う
この問題も、楽に装うを習得すると、自然と、クリアーできます。
なので、楽に着さえすれば、綺麗に、早く着ることができるということです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考になれば嬉しいです。
着付け教室も開校しています。お問い合わせお待ちしております。
コメント