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【名古屋帯購入で失敗しない】必ず押さえたい3つの注意点

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【名古屋帯購入で失敗しない】必ず押さえたい3つの注意点

こんにちは、着付け講師30数年のみつ子です。

先日、生徒さんからこんな相談を受けました。

「お母さんからもらった名古屋帯、前柄をいいところに出そうとするとお太鼓の柄がうまく出なくて…どうしたらいいですか?」

実は私も同じ経験があります。知人からいただいた昭和初期の名古屋帯、素晴らしい刺繍なのに柄がうまく出せず、しばらく悩みました。

名古屋帯は「長さ」と「柄の配置」がとても大切です。これを知らずに購入すると、せっかくのお気に入りが締めにくくなってしまいます。

この記事では、新しく名古屋帯を買うときに必ず確認してほしい3つの注意点をお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください。

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目次

まず知っておきたい:名古屋帯の各部名称

注意点をお伝えする前に、名古屋帯の各部の名前を簡単に確認しておきましょう。

【写真:名古屋帯の各部名称の図解】

  • 手先(てさき):帯を巻き始める側の端。胴に巻く部分です。
  • 前柄(まえがら):胴に巻いたときに前に見える柄のこと。
  • お太鼓(おたいこ):背中に出る四角い部分。帯の「顔」になります。
  • タレ(たれ):お太鼓の下に垂れる部分。

名古屋帯の標準サイズ

名古屋帯には「標準サイズ」があります。これを基準にして自分の体型に合うかどうかを確認することが大切です。

「着物や帯は融通がきく」と思われがちですが、実はそうではありません。洋服でSサイズをLサイズの方が着られないのと同じで、帯にも適したサイズがあります。

【写真:名古屋帯の標準寸法の図解】

名古屋帯標準サイズ簡略化した長さです
簡略化した長さです

帯の長さは「尺(しゃく)」や「寸(すん)」という単位で表されることがあります。
・1尺=約37.88cm
・1寸=約3.78cm(1尺の10分の1)

メジャーがあると購入前のサイズ確認がスムーズです。

注意点①:お太鼓柄の中心からタレ先までの長さ

お太鼓柄の中心からタレ先までの長さが十分にあるかどうかを確認してください。

この部分が短いと、お太鼓を作るときの折り返しが十分取れず、帯締めでしっかり固定できなくなります。せっかく柄を合わせても、お太鼓が崩れてしまいます。

購入前に必ず確認し、自分の体型や着付け方法に合った長さかどうかをチェックしましょう。

ブルーの帯は、タレ先の長さとお太鼓の柄位置は長い帯と同じでなのでお太鼓は大丈夫です。

タレ先の長さとお太鼓の柄位置はOK
タレ先の長さとお太鼓の柄位置はOK

注意点②:お太鼓柄と前柄の間の長さ

お太鼓柄と前柄の間の長さが十分にあるかどうかを確認してください。

ここが短いと、前柄をきれいに出そうとするとお太鼓の柄が出なくなり、お太鼓を優先すると今度は前柄の出したいところが出ないことがあります。どちらかを諦めなければならないという状況になってしまいます。

これが冒頭の生徒さんのお悩みの原因でした。柄が素敵でも、この寸法が合わなければ締めるたびにストレスになります。

アンティークやリサイクルの帯に短いものが多いのは、昔の人が現代人より小柄だったためです。見た目が素敵でも、この点は必ず確認してください。

【写真:標準サイズの帯(白)と短い帯(青)の比較】上半分の比較でわかるように前柄の位置とお太鼓柄の位置の長さが短く、十分にゆとりを持って枕をのせることができません。

タレ先の長さが十分でも前柄までの長さが短いブルーの帯
タレ先の長さが十分でも前柄までの長さが短いブルーの帯

注意点③:前柄から手先の端までの長さ

前柄から手先の端までの長さが十分にあるかどうかを確認してください。

この部分が短いと、手先でお太鼓をしっかり押さえられず、お太鼓が崩れてしまいます

また、手先が長すぎても帯結びのときに余った部分を織り込む処理が大変になります。私自身、京都の有名な呉服店で仕立ててもらった帯が手先が長すぎて、毎回手間取っています。長すぎても短すぎても困るのが帯です。

自分のウエストサイズと照らし合わせて確認することが大切です。

名古屋帯の標準的な長さは 約360〜380cm です。

身長や体型によって必要な長さが変わるため、目安として覚えておくと便利です。

•   小柄な方:360cm前後でも十分なことが多い
•   標準体型:360〜370cmが一般的
•   長身・ふくよかな方:380cm以上あると安心

お太鼓結びをする場合、短すぎると手先が足りなくなるので、特に体が大きめの方は長さの確認が大切です。

お店での確認方法・実践アドバイス

実際にお店で帯を選ぶときのポイントをお伝えします。

①できれば実際に胴に当ててみる
平らに置いた状態と、実際に体に当てて見たときでは、柄の印象がガラリと変わることがあります。お店で許可をいただけるなら、前柄とお太鼓柄をそれぞれ体に当てて確認してみましょう。帯の長さが十分かどうかも、このときに一緒にチェックできます。

②自分のサイズをメモしておく
ウエストサイズを把握しておくと、購入時の判断がスムーズです。事前にメジャーで測っておきましょう。

③巻く方向・柄の向きを確認する
稀に片方にしか柄がない帯もあり、巻く方向によっては柄がないことがあります。お気に入りの柄をきちんと見せるためには、購入前に「手先をどちらから巻くか」を確認しておきましょう。自分の巻き方と逆方向だと、着付けのときに少し手間がかかります。

まとめ:新しく名古屋帯を購入する際の3つの注意点

  1. お太鼓柄の中心からタレ先までの長さが十分あるか
  2. お太鼓柄と前柄の間の長さが十分あるか
  3. 前柄から手先の端までの長さが十分あるか

この3点を必ず確認してから購入してください。標準サイズと自分の体型・着付け方法を照らし合わせることが大切です。

帯は着物と並んで高い買い物です。柄や色目に惹かれて決めず、サイズと柄の配置をしっかり確認して、長く愛用できる一本を選んでください。

名古屋帯の標準サイズ
名古屋帯の標準サイズ

すでに短い帯をお持ちの方へ

「もらった帯が短くて締めにくい…」という場合の対処法は、別記事でご紹介しています。
▶ 短くて締めにくい帯の対処法:着付け講師が実践する5つの工夫

最後まで読んでいただきありがとうございました。

着付け教室も開校しています。名古屋帯の締め方や帯選びのご相談もお気軽にお問い合わせください。

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