3ステップで完成!【きれいな衿元】襦袢の衿がふんわり浮く人必見

みつ子

襦袢の衿元が浮いてしまう…そんなお悩みありませんか?
襦袢を着たときはきれいなのに、着物を重ねると衿が浮いてしまう方に向けて、襦袢の衿元を美しく整えるコツをご紹介します。

難しい手順は必要ありません!着付け講師歴30年以上の私、みつ子が『3ステップで完成する方法』をわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みください!

この記事は衿元の浮きで衿元が綺麗に決まらない人に読んで欲しい記事です。

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目次

衿元綺麗の3ステップ

襦袢が自分のサイズにあっていることが前提です。

  1. 襦袢の衿をしっかりと抜く。中途半端な抜き方では戻ってしまう。
  2. 襦袢の衿をバストトップより外側に合わせる。バストトップの外側真横まで被せることを意識する。
  3. 補正をしてウエストや胸元のくぼみをなだらかに整える。

一つづつ詳しく解説していきます。

⒈襦袢の衿をしっかりと抜く

  • 襦袢を羽織ったら襟先をもち左右さを無くし背中心を合わせたら目一杯衿を背中側に(後ろ)に引く。
  • 衿肩あき(着物や襦袢の後ろ身頃と前身頃の変わり目の所矢印の位置)を自分の肩山線より後ろに持っていく。
  • それから、ご自身のお好みの衿の抜き加減に戻す。
  • 衣紋抜き(背中心の白い布)がついている場合は、それを使って抜いた状態を固定する。

襦袢の矢印の部分が衿肩あきです。衿肩あきがしっかりと背中まで後ろに行っていると衿が抜けます。
襦袢の袖山が肩に載っていると衿は抜けていません。ここが重要ポイントです。

⒉襦袢の衿をバストトップより外側に合わせる

図の黒線と襦袢の衿外側が左右対称になっていて、尚且つバストトップを超えてバストトップの外側真横にしっかりフィットしていることが重要ポイントです。

⒊補正をしてウエストや胸元のくぼみをなだらかに整える

私が主にしている補正です。

たかはしきもの工房の『Put on キモノブラ』、フェイスタオル、『満点腰すっきりパッド』にメッシュ入です。

タオル補正は高めの位置に巻き、必ずそのタオルの上に胸紐が当たるようにして下さい。

真夏はの暑い時期は、たかはしきもの工房の『Put on キモノブラ』を省き、
上の写真のたかはしきもの工房の『くノ一麻子』と『満点腰スッキリパッド』で少しでも涼しい補正と汗取りを兼ねています。

たかはしきもの工房https://k-takahasi.com/

バストからアンダーバスト、ウエストからヒップまでをしっかり補正し、胸元とウエストのラインをなだらかに整える。
補正は、ご自身に合った手作りのオリジナル補正、又は市販品が合えば、市販の補正グッズを使うと便利です。
私は普段上記の補正方法を使っています。カジュアルな着物なら補正無しで着ることもありますが、やはり、補正があると衿元が落ち着きます。

補正なしの場合の注意点は

  1. 襦袢の衿をしっかりと抜く。中途半端な抜き方では戻ってしまう。
  2. 襦袢の衿をバストトップより外側に合わせる。バストの外側真横まで被せることを意識する。

の手順をしっかり行ってください。

ワンタッチで便利な腰の補正グッズ

ヒップの後ろのくぼみが補正できお太鼓結びのたれのシワが防げ、きれいに決まります。

私もそうですが、バストが下がり、鎖骨の下にボリュームがない人は補正用肌着を利用するとボリュームが足されて、衿合わせがしっかり固定できます。

特にバストが豊かな方や、高齢になりバストが下がり気味な方は、和装ブラを使うと胸元がすっきり整います。

洗い替えで、上記のファスナー式和装ブラも使いますが、たかはしきもの工房の『Put on キモノブラ』は補正力が高く、つけ心地も快適です。ただし、暑くて、私は盛夏には使えません。

暑さと汗対策を考えて『くノ一麻子』と『満点腰スッキリパッド』です。

市販の補正グッズは便利ですが、物を増やしたくない人はタオル補正で工夫して綺麗な着姿を見つけてください。

以前は、手作りの自分なりの胸元補正パッドを毎回付けていましたが、それだけでは足りなくなり、便利なワンタッチの補正グッズを使ってからは、それら一択です。

補正用具も進化して便利になっています。

まとめ

襦袢が自分のサイズにあっていることが前提での3ステップです。

  1. 襦袢の衿をしっかりと抜く(衿肩あきが肩山より後ろにいっている)
  2. 襦袢の衿をバストトップより外側に合わせる
  3. 自分に合った補正を見つけしっかり補正して襦袢を着る

衿元を綺麗に決めるための簡単に行えるたったの3ステップです。ぜひ、お試しください。

着物肌着の下に和装ブラをつけている人が意外に多いのに驚きます。
肌着を着た上に和装ブラを付けて下さい。ただし、下からはくタイプの和装ブラは先に付けてください。
肌着の上に和装ブラを付けたら、その間にタオルを挟むことで補正ができ、余計な紐やテープが不要です。

3ステップを試しても解決しない場合、考えられる原因は胸幅など細かいところの寸法が合っていないことかもしれません。

自分の寸法にあっていない襦袢をきれいに着ることは難易度が高いです。

私も、自分寸法にも関わらず、襦袢によっては衿元が浮くことがありました。

長襦袢の仕立ては様々な部分の寸法取りが関係してきます。同じ身長でも体が細かったり分厚かったりなど仕立て師さんの見極めの腕次第です。素人が割り出すのは難しいのです。

『き楽っく極』という正絹の既製品の襦袢(以前から気になっていて、着付け教室の生徒さんたちにも、評判が良い)に出会い、試しに購入しました。

今回の衿の浮きの直接の解決策ではありませんが、あまりにもきれいに簡単に、衿元が決まるので、その襦袢についてご紹介します。

みつ子

自分の寸法に合った襦袢がない方には、正絹の反物から誂えるのが一般的ですが、
洗える襦袢『き楽っく(ポリ)』は自分で洗えて便利な上に、
上半身がはコットン製ですべりが少ないので胸元がきれいに決まる点が魅力です。
また、洗える正絹製の『き楽っく極』も後に発売され同じく着心地もとても良く便利です。
両方とも自分で洗えるうえに、袖が取り外し可能で、気分や季節に応じて替え袖なども楽しめます。
襦袢はこれ1枚あるだけで良いかなと思えるくらい便利です。

サイトに寸法表があります。サイズを確認してください。高価なものですから、サイズに迷う場合は面倒がらずに販売元にお問い合わせしてください。

衿秀https://www.erihide.jp/

たかはしきもの工房https://k-takahasi.com/

みつ子

ご自身のお持ちの襦袢で3ステップを何回も練習してください。そして、襦袢の寸法のせいできれいな衿元ができないのが原因であれば『き楽っく(ポリ)』『き楽っく極』をご検討ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。この記事が参考になれば嬉しいです。

着付け教室も開校しています。お問い合わせお待ちしております。

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