格安反物をフル活用!袖なし羽織&袖2枚でベストにリメイク

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はじめに

知人から譲り受けた、お爺さんの紗の羽織を、袖を外して長年愛用していました。

もともと古いものだったため、次第に穴が空いて使えなくなり、代わりになるものを探しにリサイクルショップ「彼方此方屋」へ。

男性用ですが、袖を外すだけで女性も着られます。

残念ながら男性用の長羽織は見つからず、代わりに女性用の長羽織を解いた反物がありました。

ところどころ小さな穴が空いていたため格安でしたが、そのときは購入せずに帰りました。

しかし翌日、別の用事で再びリサイクルショップを訪れたとき、その反物の粋な柄と雰囲気に改めて魅了され、購入を決めました。

穴の部分はサテンステッチで補強し、そのまま仕立てることにしました。

白い糸があるところが穴の位置です。

紋が入っていますが、気にせず着ています。うまく柄になじんでいます。

なぜ、袖なし長羽織なのか!?

暑い夏の外出時も、「チリよけ」と言って着物の上になにか羽織るのがエチケットとされています。

年齢的に袖があるのとないのとではかなり暑さが違います。なるべく暑さを軽減させるために、脱ぎ着も楽な袖なし羽織が必要でした。

反物は9月に購入したので和裁師の知人にお願いし、急いで仕立ててもらいました。

反物価格が3,300円、仕立て代が確か8,000円(お安くしていただき感謝)でした。

和裁師さん曰く、この生地は『お召』で、それほど透け感がなく、夏だけでなく長い季節にわたって着られる便利な羽織だそうです。

10月にもこれで十分着用可能で、さらに、お得に感じました。

まだ暑い10月、袷着物の上にも袖無し羽織が助かります。

残った袖でベストを作る

ベストを作ろうと思った理由

2023年10月に仕立てた長羽織、袖の残り布はそのままでした。

そして2025年、年齢的にシルクの生地の良さを実感しリメイクが再燃、「この残り布を何とか活かしたい!」と思うようになりました。

生地の分量は足りませんでしたが、リメイク本でず〜っと憧れていたデザインに挑戦することにしました。

作り方の簡単な流れ

高橋恵美子さんの「まっすぐ手ぬいでかんたんきものリメイク」という本の中のデザインです。

本体は袖だけで直線縫いで作れました。

裾のレースはとりあえず後で付けるとし、後で結ぶレースの紐は、背伏せを再利用しました。

背伏せ(せぶせ)とは、着物の背縫い(背中心の縫い目)の裏側に当てる細い布のことです。主に裏地のない単衣(ひとえ)の着物に使われます。

袖2枚を中表に合わせ、袖口を開け、ぐし縫いし、ひたすら、周りを三つ折りにして並ぬいしていきます。

まっすぐ縫いで簡単なのに素敵なデザインです

完成したベスト

前側の銀の葵がいい位置に出ました。

後で結ぶレースリボンの代わりに背伏せ再利用。なんとか形になりました。

袖無し羽織同様、このベストも暑い夏にも活躍しそうです。

リメイクの楽しさと仕立てのポイント

「勿体ない」が「活用」に変わる楽しさ

年代的な変化もあり、「もう着ないけれど、手放す決心もつかない」という着物について、相談を受けることがよくあります。

「もったいないけれど、どうしようもない…」と悩まれる方が多いようです。

そんな方にとって、リメイクは新たな一歩を踏み出すきっかけになります。

「手放すこと」から「活用すること」への喜び

終活を考え、2024年夏に着物や帯を手放しました。とてもつらい経験でしたが、今回のリメイクでは、反物をほぼ使い切ることができました。残ったわずかな生地も、今後小物などに活用する予定です。

さらに、型紙を使わず、反物を無駄にせずに作れたことで、気持ちの負担も少なく、安心できる方法でした。

そして、仕上がったのは、和装・洋装どちらにも合う袖なしの羽織物。不思議な巡り合わせを感じています。

仕立てを依頼する際や、自作するときのポイント

着物をリメイクするときは、デザインをしっかり考えたうえで、「実際に着られるもの」にすることを大切にしています。

せっかく時間や手間をかけても、着られないものになってしまっては、費用が無駄になり、結局タンスにしまい込むことに…。

それではもったいないですよね。

まとめ

出来上がったばかりなので、実際に着て外出してみてから、また感想を追加したいと思います。

羽織ってみた感じでは、着丈が思ったほど短く感じませんでした。

レースを探しに生地屋さんに行くのが楽しみです。

リメイクに挑戦してみたい方へのメッセージ

一度断捨離をした後に残しておいた着物や帯、羽織を見て、これらをリサイクルに出すのはもったいないと感じました。

偶然、旧友から「今ある着物を見極めてほしい」そして、「祖母の大島紬を普段使いできるワイドパンツにリメイクしてほしい」と頼まれました。

実際に見に行きその美しさにとても感動しました。

知人はお嬢さんが着る予定なので処分はしませんが、好みを聞いた後、着ない場合はリメイクしたいそうです。

シルバー世代にとって、体型に合った着やすいデザインとシルクの優雅な生地は、年齢をうまくカバーしてくれます。

簡単なリメイク本がたくさん出ているので、まずは図書館で借りて、好みのデザインを見つけて挑戦してみてください。失敗しても、使わずに眠らせておくよりは、リメイクする方がずっと良い選択だと思います。

ぜひ、着物リメイクに挑戦してみてください。

派手な色合いでも、洋服にリメイクすれば、明るく元気な印象に変わること間違いなしです!

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が参考になれば嬉しいです。

着付け教室を開校しています。リメイクなどもお気軽にお問い合わせください。

袖無し羽織の詳細は下記からご覧いただけます。

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