実は、着付けがスムーズに、しかも美しく仕上がるかどうかは、着せてもらう側の準備次第で大きく変わります。
この記事では、着物をきれいに着せてもらうために事前に気をつけたいポイントを5つにまとめてご紹介します。
これから着付けをお願いする予定の方、着物をもっと素敵に着たいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
準備するものやコーディネートなども事前に相談すると当日が安心して迎えられます。
結論
着付けの仕上がりは、準備で決まる！
着物をきれいに着せてもらうには、着付けの前にちょっとした準備や心がけが大切です。
実は、着付け師さんが「ちょっと困るな…」と感じる場面は分かりづらいもの。
そんな困りごとを防ぐポイントは以下の５つです。
ポイント５つ
- 肌着や補整は、自分に合ったものを
- 髪は着付けの前に整えておこう
- 小物はひとまとめに、すぐ出せる状態で
- 着物や帯はシワをのばしておくと◎
- 時間には余裕を持って行動しよう
このポイントを押さえておくだけで、仕上がりがぐんと美しくなります。
１．肌着や補正具
着物の下に着る肌着や補整道具。
これが合っていないと、着崩れや不自然なシルエットの原因に。
肌着のサイズが小さいと襟ぐりから除くなどどうしても対処できないことがあります。
特に市販の補整アイテムは体型に合っていないことも多いので、
「どこに補整を入れるのがいいか」「タオル何枚くらいがいいか」など、事前に相談できると◎です。
「何を準備すればいいのかわからない…」という方も大丈夫。着付け師さんによっては、当日その場で対応してくれることもありますので、安心してくださいね。
２．着付け前にヘアセット
着付けの前にヘアセットをしておくと、衣紋（えもん）の抜き具合や襟元のバランスが決めやすくなります。
着付け後にヘアメイクをすると、せっかく整えた襟が乱れることも…。
「髪は先に整える」これだけで着付けがぐっとスムーズに！
どうしても着付けが先になるときは、髪をアップにまとめておくと安心です。
３．小物はひとまとめに
伊達締め、帯板、帯揚げ、帯締め…着物には小物がたくさん！
あちこちに分かれていると、探すのに時間がかかってしまいます。
出張着付けや美容院で着付けをする時は、前日に「必要なものをまとめたセット」を用意しておくと、当日慌てずにすみます。
何が必要かわからない時は、ネットで調べると、着物の種類ごとに必要な小物が詳しくわかります。
４．着物、帯のチェック
「昨日タンスから出したばかりだから大丈夫かな…？」と思っていても、
実際に広げてみたら折りジワが…なんてことも。
着物も帯も、前日にハンガーなどにかけて風を通しておくのがおすすめです。
ピシッと決まった着姿になりますよ！
また、美容院などに必要なものをあらかじめ預けておくこともできます。詳しくは直接お店に確認してください。
シワや汚れが目立つ場合もあるのでできれば着用日が決まれば出してチェックしておいてください。
着物と帯などコーディネートに迷う場合は依頼先に相談するとアドバイスを貰えることがあります。
５．仕上がり時間を確認
出張着付け或いは美容室の着付けでも、時間に追われながらの着付けは、やっぱり落ち着かないもの。
少し早めを心がけておくと、着付け師さんもより丁寧に着付けができます。
仕上がり時間を正確に把握してお願いすると間違いないです。
心にゆとりがあると、姿勢や表情にも表れますよ。
着付けから出発までの時間を見積もる
着付けから出発までのおおよその時間は、以下の手順で計算できます。
① 着付け・ヘアセット・メイクにかかる時間を合計する
• 振袖の場合、着付けとヘアメイクで合計2時間〜2時間半が一般的です。
• レンタル着物（カジュアルな小紋など）は45分〜1時間20分が目安です。
② 受付や着物選びなどの準備時間を加える
• レンタル店では受付や着物選びに15〜20分ほどかかる場合があります。
③ 移動時間を加える
• 着付け場所から会場や目的地までの移動時間を計算します。
④ 余裕時間をプラスする
• 念のため、予備として10〜30分程度の余裕を見ておくと安心です。
着付け師やお店によって上記と時間が違うこともあるので、直接確認してください。
まとめ
”ちょっとした気づかい（準備）”が、きれいな着姿につながります。
着付けは、着る人と着せる人が一緒に作る「作品」のようなもの。
ほんの少しの準備や心がけで、仕上がりがぐっと美しくなります。
着物を着る時間が、もっと楽しく、もっと心地よくなるように、
ぜひ今回のポイントを試してみてくださいね。
ポイント５つ
- 肌着や補整は、自分に合ったものを
- 髪は着付けの前に整えておこう
- 小物はひとまとめに、すぐ出せる状態で
- 着物や帯はシワをのばしておくと◎
- 時間には余裕を持って行動しよう
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が参考になれば嬉しいです。
着付け教室を開校しています。お着付けも承っております。お問い合わせお待ちしております。
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