必ずあなたを後押ししてくれる、着物という最強のドレスコードとは?

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着物は最強のドレスコード

苦手な日本人こそ着物を味方に。

国際的なイベントやフォーマルな場では、まず最初に「どんな服装で行くべきか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

日本人はTPOに合った服装を選ぶことに、あまり慣れていないこともあります。

フォーマルかカジュアルか、伝統かモダンか――それを即座に判断し、自分らしく整えて出向くというのは、実はなかなかハードルが高いことです。

そんなとき、日本人にとって何より心強いのが「着物」。

特にシニア世代にとって、着物は最も信頼できるドレスコードになってくれます

着物が“あなたを後押ししてくれる”理由

● ただの民族衣装ではない

着物は単なる伝統衣装ではありません。

シンプルな中に、「きちんと感」や「礼を尽くす心」が自然とにじむ――「語る装い」なのです。

● 所作まで整い、内面を映す

着物を着ると、自然と背筋が伸び、動作がゆっくり丁寧になります。というより、素早く動かせないというのが本音です。

この所作は、初対面の相手にも「信頼できる人」という印象を与える力を持っています。

● 相手への敬意を示す“服”

華美でなくとも、その場にふさわしく選んだ着物は、「あなたのために装いました」というメッセージになります。

特にフォーマルな場では、着物は心を込めた礼装として、相手への敬意をしっかり伝えてくれます。

実体験:着物が“世界の共通語”になった瞬間

私がその力を実感したのは、京都・二条城での着付け教室イベントに参加したときのことです。

着物で歩いていると、外国人の方々から「一緒に写真を撮りたい」と声をかけられ、快く応じると、次々と人が集まり、グループ行動から少し遅れてしまうほどの注目を集めました。

洋服を着ていたら絶対そんなことは経験しないと思います。言葉を交わさなくても、着物というだけで“何か特別なもの”として見てもらえる気がします。

それは、まるで有名人にでもなったかのような気分を味わえた、めったにない体験でした。

着物を着ていると、きっと多くの方が、似たような経験をされたことがあるのではないでしょうか。

海外マダムの心をつかんだ着物コーディネート

レンタル着物店で働いていた頃、東洋系のマダムの団体のお客様を担当したことがあります。

皆さまが選ばれた着物に合わせ、いくつか帯をコーディネートしてご提案したところ、やはり万国共通なのか、高級感のある帯を希望される方が多く、中でも格式のある一本をご覧いただいたときには、「あなたの見立てが素晴らしい」と大変喜んでいただきました。

年齢も近く、同じ女性として「美しくありたい」「品格ある装いをしたい」という気持ちは同じです。

そしてその願いに、訪問着という染や刺繍の施された華やかな柄の着物、落ち着きの中にもしっかりとした技術が織り込まれた袋帯はしっかり応えてくれました。

おかげさまで売上にもつながったのは、とても嬉しい出来事でした。

訪問着に袋帯を合わせて着付け教室の修了式に出席しました。お祝いする立場なので落ち着いた装いを意識しました。

訪問着に袋帯を合わせて着付け教室の修了式に出席しました。

着物は“自分を語る名刺”のような存在

国際的な会合や舞台、レセプションなどで着物を着ていると、「Beautiful!」「Traditional?」といった声をよくかけられるのではないでしょうか。私はまだ経験したことがないのですが。街なかではよく有りました。

それはただの感想ではなく、「あなたという人に興味を持った」というサイン。

着物は、言葉よりも強く、自分自身を語ってくれる名刺のような存在です。

日常にも“心を整えるドレスコード”を

ドレスコードというと「特別な日」のものと思われがちですが、実は、何気ない毎日にも装いを意識することはとても大切です。

「今日はどこへ行く?」「誰と会う?」「どんな自分でありたい?」

その問いに少しでも答えてみると、装いが変わり、気持ちも変わってきます

着物は、そんな日々の小さな選択にも寄り添いながら、心を整えてくれる服

ただの身にまとう物以上に、自分らしさをそっと後押ししてくれる存在です。

京都北野の天神市で外人男性から「クール!」と声をかけていただいたコーディネートです。デニム着物に塩瀬の染帯です。

京都北野の天神市で外人男性から「クール!」と声をかけていただいたコーディネートです。デニム着物に塩瀬の染帯です。

まとめ:迷ったときこそ、着物という選択肢を

海外でも、日本国内でも、「何を着ていこう?」と迷ったとき。

少し緊張するような大切な場に向かうとき。

そんなときこそ、着物という選択肢を思い出してほしいのです。

・派手すぎず、でもきちんとした印象

・年齢や体型を問わず、自分らしく装える

・相手への敬意を、言葉以上に伝えられる

着物は、あなたを一歩引き立ててくれる、最強のドレスコード。

きっと、あなたの背中をそっと押してくれます。

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事がお役に立てれば嬉しいです。

とはいえ、海外まで持って行くのは少しハードルが高いと感じる方も多いと思います。スッキリまとまる収納グッズも開発されています。私は風呂敷に包んで移動していますが、もっとコンパクトでよれ防止になると思います。

着付け教室を開校しています。ご質問や感想などございましたらお気軽にお問い合わせください。

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