寒がりさん必見!着物で凍えない 〜30年経験者が教える防寒アイテム5選〜

みつ子

着物を着ていると優雅な気分になりますが、寒さには勝てませんよね。
とはいえ、着物の美しい着姿を保つためには、洋服のように簡単に防寒することが難しいのも事実です。
そこで今回は、着物専用のアイテムにこだわらず、コスパ良く実践できる防寒対策や工夫をご紹介します。

長年試してたどりついた

  • 効果的でなおかつ綺麗に装うコスパ最強で誰でもすぐに実践できる方法です。

ぜひ最後までご覧ください。

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目次

結論

着物を着ていると寒さを感じやすいのは、

衿元・手元・足元の3か所です

主にこの部分をしっかり防寒すれば、寒さ対策はバッチリです!

着物コート、羽織を着用の上お試しください。

防寒対策の必須アイテム5選

1首・・・・軽くて暖かい大判ショール、毛皮のスヌード
2上半身・・薄くて、軽くて、暖かいインナー(ヒートテックやヒート+ふぃっと着物用インナー)
3下半身・・薄くて、軽くて、暖かいヒート+ふぃっと着物用スパッツ
4足首・・・暖かいヒート+ふぃっとハイソックス
5手首・・・和洋兼用のアームカバーやスマホ対応手袋
この5点です。

詳しくわかりやすくご説明します。

衿周りの防寒

衿元

衿元の防寒には、洋服用の大判ショールやスヌードがおすすめです。

寒さが厳しい時は、ショールを衿元全体を覆うように深くかぶせて巻きます。

一結びして固定したり、短めのショールならブローチやスカーフ留めで留めると両手が使えて便利です。

大判のショールの巻き方

ブローチで形を整え頭からすっぽりとかぶるだけで簡着脱が単なので最近は洋服用のファーのスヌードを愛用しています。

たまたま、立ち寄ったショッピングモールで当時(20年くらい前)15,000円でした。

コスパもよく広げると肩まで覆え軽くてコンパクトなのに暖かいです。

※スヌードは、首の周囲を覆う筒状の防寒アイテムで、両端が繋がった輪っか状になっているのが特徴です。

ファーをブローチで留めています。

羽織の場合でも首元をしっかり防寒すれば温かいです。

下の写真のように巻くと、後ろ衿と首の間に隙間ができ、見た目も防寒的にも良くないので注意してください。

ショールを肩にふんわりとかけるだけでも、驚くほど暖かく感じます。そのまま前で軽く一結び上着を羽織れば、さらに暖かさがアップします。

コートなしでも肩を防寒しています

シルクの大判ショール、サイズ:約82cm×200cm。

細いラメ糸を使った膨れ織で、両面の色が反転しているのが特徴。たたむとコンパクトで軽く、柔らかな仕上りが気に入っています。

首元が大きく開いているスヌードの場合はブローチで調節してください。

耳が冷えるときは、ショールを耳まで持ち上げて覆うか、ヘアセットが崩れにくい洋服用の防寒耳当てを使うのがおすすめです。

着物に合う色や柄を選べば、さらにおしゃれを楽しめます。最近では、着物にイヤフォンを合わせても違和感がなくなってきましたし、耳当てもデザインが豊富です。着物にぴったりのものを探してみるのも素敵ですね。

手元周りの防寒

手首

着物用か洋服用のアームカバーで防寒します。

洋服用を兼用の場合は、派手な色や柄を避けて選んでください。

アームカバーをつけても寒い場合は、襟ぐりが大きいヒートテックの長袖シャツを肌着として着ます。

ただし、派手な色目を避け、室内に入ったら腕まくりして、袖口から見えないようにしておけば問題ないです。

ヒート+ふぃっとソフトサーモなら静電気防止効果もあり、レースが付いているので袖口から見えても問題ありません

ヒート+ふぃっと着物用インナーは洋服にも兼用でき上半身の防寒ができます。

手先

手元の防寒には、派手すぎずかさばらない、控えめなデザインの手袋がおすすめです。

シンプルなものを選ぶとさまざまな着物に合わせやすくなり、着物やコートの色に合わせてコーディネートすると、よりおしゃれを楽しめます。最近は便利なスマホ対応もあります。

足元周りの防寒

足首と甲や足先

足元の防寒には、着物用のあったかハイソックスを足袋の下に履くのがおすすめです。

東レ「足袋インナーロング ヒート✙ふぃっと」を使えば、寒さを全く感じず快適に過ごせます。

洋服時もソックスの下に履いています。寒さ知らずで手放せません。大きいサイズは男性にもお使いいただけます。

ただし、素足より厚みが出るため、足袋は普段より0.5センチほど大きめのものを選ぶか、ストレッチ足袋を履くと良いです。

厚みが出て、草履も鼻緒が伸びやすいので緩んできたものを専用に決めておくとよいです。

ソックスタイプなので着脱が簡単です。時短になるので足袋カバーとしても愛用しています。

分厚いレッグウォーマーは歩くと擦れて動きにくく、足袋とレッグウォーマーの間が寒くなりがちです。

一方、薄い着物用ストッキングとフリース足袋の組み合わせは擦れにくいですが、防寒効果はあまり高くありません。

ひざや太腿

洋服用のヒートテックスパッツあるいは洋服にも使える静電気防止加工の暖かいステテコパンツ、ヒート+ふぃっと着物用インナーをお勧めします。

まとめ

防寒対策の必須アイテム5選

1首・・・・軽くて暖かい大判ショール、毛皮のスヌード
2上半身・・薄くて、軽くて、暖かいインナー(ヒートテックやヒート+ふぃっと着物用インナー)
3下半身・・薄くて、軽くて、暖かいヒート+ふぃっと着物用スパッツ
4足首・・・暖かいヒート+ふぃっとハイソックス
5手首・・・和洋兼用のアームカバーやスマホ対応手袋
この5点です。

インナーはご自身の体感温度によって調節してください。それ以外は着物を着た状態で簡単に着脱可能です。

東レ「ヒート+ふぃっと」の着物用アイテムは少し値が張りますが、静電気防止加工が施されています。
この加工により、冬場の乾燥した環境でも静電気の発生を抑え、不快感を軽減する効果があります。ただし、静電気対策は素材の組み合わせや環境にも影響されるため、他の対策(柔軟剤や静電気防止スプレーの使用など)と併用するとさらに効果的です。

防寒のコツ

① 防寒の基本ポイント
  衿元、手首、足首周りをしっかり防寒する。

②インナーの調整
  肌着の見えない部分は着物用に限らず温かい洋服用も利用する。
  ただし、ヒートテックシャツなどは衿ぐりから見えないデザインにする。

③洋服用アイテム手袋やアームカバー、イヤーマフを活用する場合
  派手な色を避ける。
  嵩張らないものを選ぶ。
  
④コストを抑える方法
  和装にも洋装にも使えるアイテムや、洋服用の物を上手に取り入れる。

⑤静電気対策
  歩くと静電気が起き張り付きやすくなってしまうため、静電気防止効果のあるアイテムを使うと良いです。
  下半身は着物用スパッツのほうが静電気が起きにくい実感です。

⑥着物用アイテムも日常使いで活用する
  着物用のアイテムは、洋服にも使える場合があるので、しまい込まずにどんどん活用しましょう。

ヒート+ふぃっと着物用スパッツやハイソックスはワイドパンツの下にも活用しています。

ハイソックスタイプの足袋下用です。足袋以外にも愛用しています。
おすすめした生徒さんやご主人さんも暖かいと評判良かったです。

以前、シルク素材のインナーワンピースを着たとき、歩くたびに裾がめくれ上がってきた経験があります。そのため、あまりおすすめできません。スパッツの場合はそれがありません。

素早くきれいにショールを外す方法を紹介した動画も参考にしてください

カイロを手に持つのは問題ありませんが、肌着や身体に直接貼るのはおすすめできません。暑くなったときに簡単に剥がせないうえ、低温やけどを引き起こす危険があります。

最後までお読みいただき有難う御座いました。この記事が参考になれば嬉しいです。

着付け教室も開校しています。お問い合わせお待ちしております。

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