着物教室に通い始めたら知っておきたい、帯選びと販売会の注意点

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知っておきたい帯選びと販売会の注意

こんにちは、みつ子です。

先日、着物教室に通い始める若い方からこんなご相談をいただきました。「教室に行くにあたって、注意しておいたほうがいいことはありますか?」と。

私からお伝えしたのは、こんなことでした。

  • 着物教室では販売会が開かれることもあるので、いらないときははっきり断ること
  • もし何か購入するなら、何にでも合わせやすいものを選ぶこと
  • 帯を選ぶときは、今持っている着物に合わせて考えること
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「立派な帯はあるけれど、稽古には使えない?」

お話をうかがっていくと、その方のおばあ様が西陣織をされていたそうで、「帯ならたくさんある」とのこと。「もしかして、キラキラした袋帯ですか?」とお聞きすると、「たぶんそうだと思う」というお返事。

これ、実はよくあるお悩みなんです。せっかく譲り受けた立派な帯があっても、習い始めたばかりの頃には出番がない——そんなケースがとても多いんですね。

なぜキラキラの袋帯は稽古に向かないのか

着付けを習い始めたばかりの頃は、訪問着や留袖ではなく、小紋や紬など普段使いの着物で稽古することがほとんどです。金銀糸を使ったキラキラの袋帯は本来、訪問着や留袖などの礼装に合わせるための帯。普段稽古で締めている着物には格が合わず、せっかくの帯も宝の持ち腐れになりがちなんです。

ネットで「なんとなく」買ってしまう落とし穴

実はこれ、譲り受けた帯だけの話ではありません。私自身、ワンコインレッスンの講師をしていた頃、よく見かけた光景があります。それは、訳が分からないままネットで帯を購入して、お稽古に持ってきてしまうケースです。

写真だけを見て「素敵だから」「安かったから」と選んだ帯が、実際に広げてみるとその方のお稽古内容やレベルに合わなかったり、柄が特殊すぎて合わせづらかったり——そんなことが少なくありませんでした。せっかく良かれと思って用意したのに、結局お稽古では使えず、タンスの肥やしになってしまうのは本当にもったいないですよね。

帯は実物を見ないと分からないことがとても多いものです。ネットで購入を検討する場合も、できれば先生や詳しい方に一言相談してから、あるいはまずは基本の一本(洒落袋帯のような汎用性の高いもの)を揃えてから、少しずつ個性的なものに挑戦していくのがおすすめです。

一本買うなら「洒落袋帯」がおすすめ

だからこそ、もし教室の販売会などで「せっかくだから一本」と購入を考えるなら、私がおすすめしたいのは洒落袋帯です。

洒落袋帯は金銀糸を使わない、染めやすくい織などのモダン柄と軽い風合いが持ち味の帯。色無地・小紋・紬まで幅広く合わせられるので、稽古中の普段着にもしっくりなじみます。一本持っておくと、これから着物の幅を広げていくときにも長く活躍してくれますよ。

(袋帯と洒落袋帯、そもそもの違いが気になる方は「袋帯と洒落袋帯、何が違うの?」もあわせてどうぞ。)

販売会との付き合い方


ワンコインや無料をうたう着物教室は、実は「販売会」(着物や関連商品を売ることが目的の会)であるケースが多いので、あまり深入りしないほうが無難です。ただし、それ自体が悪いというわけではありません。個人経営の着付け教室の中には、生徒一人ひとりに親身になって、本当に似合うものを提案してくれるところもあります。

「せっかく来たから」「先生に勧められたから」で決めてしまうと、後から後悔することもあります。いらないときははっきり断ってよいこと、そして買うなら汎用性の高いものを選ぶこと。この二つだけ、頭の片隅に置いておいていただければと思います。

もう一つ知っておきたいのが、販売会とセットになった観劇会やお食事会などの「お出かけイベント」です。着ていく場面が先に用意されると、「あの日に着られるから」と買う理由が自然に完成してしまうんですね。実は私自身、働いてお金が入るとつい買っていた時期があるので、あの楽しさはよく分かります。ただ、いいものは美しいけれど、それなりに高価です。自分で納得づくで買うならいいのですが、いつか手放すときのことまで考えると、高価なものほど悩ましい——これは長く着物と付き合ってきた実感です。「この一本、イベントがなくても欲しいかしら?」と一度自分に聞いてみてくださいね。

おばあ様やお母様から譲られた帯があるという方、決して無駄になるわけではありません。稽古が進み、訪問着や色留袖を着る機会が増えてきた頃に、きっとその帯の出番がやってきます。今は今の自分に合った一本を、無理なく選んでいきましょう。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事が参考になれば嬉しいです。

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