「着物を買い取ります」という広告や電話、最近よく見かけませんか。
こんにちは。京都で着付け教室をしているみつ子です。70歳を過ぎて着物の断捨離を決意し、実際に大手の出張買取を2社利用しました。
結論から言うと、着物だけでは驚くほど値段がつきません。そして査定の途中で、必ずと言っていいほどこう聞かれます。
「指輪やネックレスなど、貴金属はありませんか?」
この記事では、2社を体験してわかった出張買取の実態と、家に業者を入れずに安全に着物を手放す方法を、実体験をもとにお伝えします。
出張買取2社を体験してわかったこと
私が実際に利用したのは、どちらもテレビCMでおなじみの大手2社です。詳しい体験談は別の記事に書きましたが、結果だけまとめるとこうなりました。
- 着物15枚で約4,000円(1枚あたり約270円)
- 着物10枚+反物2反で4,000円
- 帯揚げ・帯締め・長襦袢は買取対象外
何十万円で誂えた着物が、1枚数百円。これが現実でした。
▼詳しい体験談はこちら
着物買取サービス【福ちゃん】きもの断捨離体験!その結果は?
着物買取サービス【バイセル】も!きもの断捨離のつもりが!?
「貴金属はありませんか?」――着物は入り口だった
2社を体験して気づいたのは、査定員さんが本当に見たいのは着物ではなく貴金属だということです。
私の場合も「ブランドバッグや宝石はありませんか?追加すれば査定額も上がりますよ」と勧められ、指輪やブランドバッグを追加しました。たしかにK18のネックレスには良い値がつきました。でも裏を返せば、着物の買取は、貴金属を出してもらうための入り口になっているのです。
私は自分から申し込んだのでまだ良かったのですが、世の中には突然の電話や訪問で「着物を買い取ります」と言い、家に上がってから貴金属を半ば強引に買い取る「押し買い」というトラブルが実際にあります。国民生活センターにも相談が多く寄せられています。
こんなときは要注意
- 頼んでいないのに電話や訪問で「着物を売りませんか」と言われる
- 着物そっちのけで「貴金属はないか」と何度も聞かれる
- 「今日決めてくれたら高くします」と即決を迫られる
もしものときに役立つ知識
訪問買取(訪問購入)にはクーリングオフ制度があり、契約書を受け取った日から8日間は無条件で契約を解除できます。その間、業者は品物を引き取れない決まりです。
困ったときは消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。
家に業者を入れずに着物を手放す3つの方法
方法1:宅配買取なら誰も家に来ない
着物を箱に詰めて送るだけの宅配買取なら、家に人を入れる必要がなく、「貴金属はありませんか」と聞かれることもありません。査定額に納得できなければ返してもらうこともできます。
【★リファスタ承認後、ここに広告リンクを設置★】
方法2:メルカリなどで自分で売る
実は私の場合、メルカリに出品した方が買取より高く売れました。手間はかかりますが、時間に余裕のある方にはおすすめの方法です。
方法3:リメイクして活かす
母の喪服を正絹ブラウスに作り替えた体験談も書いています。思い出の着物は、形を変えて手元に残すという選択肢もあります。
▼母の喪服を自分でリメイク!費用ほぼゼロで正絹ブラウスに生まれ変わった実体験
それでも出張買取を使うなら――3つの約束
- 家族か友人に立ち会ってもらう(一人で対応しない)
- 貴金属や通帳は別の部屋に片付けておく(見せる必要はありません)
- その場で即決しない(「家族と相談します」と一度持ち帰る)
まとめ:納得のいく手放し方を
着物の出張買取そのものが悪いわけではありません。私も2社利用して、家がすっきりした満足感はあります。
ただ、着物の値段には期待しないこと。そして本命は貴金属だと知った上で利用すること。これだけは覚えておいてください。
大切な着物です。後悔のない手放し方を選んでくださいね。
