60代から着物を一枚選ぶなら?|着付け講師が単衣のお召をおすすめする理由と注意点

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「これから着物を楽しみたい。でも何枚も増やしたくない」

そんなふうに感じることはありませんか。

年齢を重ねると、着物そのものだけでなく、保管やお手入れ、将来の整理まで考えるようになります。

私自身、30年以上着物に関わり、現在も週に数回着物を着ています。

そんな中で、「もし今、一枚だけ新しく選ぶなら?」と聞かれたら、候補に入れたいのが透け感の少ない単衣のお召です。

理由は、

・長く着られる
・帯合わせしやすい
・着付けしやすい
・比較的コストパフォーマンスが高い

今回は、実際の着用経験も交えながらご紹介します。

合わせてお読みください

3種類の単衣のお召しに同じオールシーズン帯
3種類の単衣のお召しに同じオールシーズン帯
同じ単衣のお召しに3種類の帯
同じ単衣のお召しに3種類の帯
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目次

単衣のお召とは?

お召は、先に染めた糸で織り柄を作る織りの着物です。

紬ほどカジュアルすぎず、染めの着物ほど改まりすぎない。

そのため、食事会・旅行・観劇・軽い集まりなど幅広い場面で使いやすい印象があります。

特に無地や織柄が控えめなものは、帯で雰囲気を変えやすく、枚数を増やしたくない方に向いています。

私が単衣のお召をおすすめする4つの理由

① 長く着られる

近年は気温が高い時期が長くなり、単衣を楽しむ期間も広がっています。

透け感の少ない生地なら、襦袢や帯を工夫しながら長く活躍しやすいと感じています。

私自身、春や秋にも試してみて無理なく着られました。

4月から10月まで長く着られた織柄の単衣のお召し
4月から10月まで長く着られた織柄の単衣のお召し

色もこれくらいなら春先も秋口も対応可能です。

② 帯合わせしやすい

一番の魅力はここかもしれません。

同じ着物でも帯で雰囲気が大きく変わります。

淡い帯なら上品に。

濃色なら引き締まってモダンに。

まずは帯を2本くらいから始めると十分楽しめます。


【白系帯】

涼しげな後ろ姿
柔らかな後ろ姿


【濃色帯】

キリリとした後ろ姿
同じ着物でも帯でここまで印象が変わります

③ 着付けしやすい

お召は適度な張りがあり、形が整えやすい印象があります。

柔らかすぎず硬すぎず、初心者の方でも扱いやすいと感じる方が多いです。

私も仕事の日につい選びやすい一枚です。

適度な張りがあるのでおはしょりもきまる
適度な張りがあるのでおはしょりもきまる

④ コストパフォーマンスが高い

価格だけではなく、

「何回着るか」

まで含めると満足度は変わります。

一枚で幅広く活躍する着物は、結果として出番が増えやすいです。

長時間移動でもシワが気になりにくかった日のコーデ
長時間移動でもシワが気になりにくかった日のコーデ

購入前に知っておきたい注意点

おすすめですが注意点もあります。

・雨の日は配慮する
・引っ掛けに注意する
・厚みや重さは好みがある

私は以前、掘りごたつ席で引っ掛けた経験があります。

補修できましたが、少し気をつけるようになりました。

こうした経験も含めて、長く楽しめる一枚だと思っています。

織りの表情もお召の魅力
織りの表情もお召の魅力

実際に着て感じたこと

旅行や仕事の日にも着ていますが、

・疲れにくい
・帯選びが楽
・シワになりにくい

という点で自然と手が伸びます。

着物を増やすより、
活躍回数を増やしたい人に向いていると感じています。

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まとめ|60代からの着物選びは「枚数より活躍回数」

着物を長く楽しむほど、

たくさん持つより、
自然に着たくなる一枚が大切になると感じています。

私なら、まず候補に入れるのは透け感の少ない単衣のお召です。

ただ、正解は一つではありません。

顔映り。
手持ちの帯。
生活スタイル。

全部合わせて、自分が心地よく手を伸ばせる一枚を選んでくださいね。

着物は高価だからこそ、購入前の確認が大切です。

単衣のお召しに手織りの夏帯
単衣のお召しに手織りの夏帯で初秋の装い

同じお召しの着物でも、帯飾りや帯締め、帯揚げで楽しく変化を楽しめます。

基本的に、小物は薄い色のほうがフォーマルな印象になります。帯留めは金具の大きさで三分紐しか通らない場合もあるので注意してください。

訪問着や色無地、無地お召に合うフォーマル用の帯揚げと帯締めのセットを一組揃えておくと迷わず便利です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が参考になれば幸いです。

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