一年中使えて着付けもスッキリ!「き楽っく極」長襦袢の魅力

みつ子

本来は袷仕立ての「き楽っく極」を、真夏に試しに着てみました。この記事では、「き楽っく極」をたった一枚でオールシーズン使う、コスパの良い活用法をご紹介します。

着物愛好家にとって、季節ごとに異なるアイテムを用意するのは楽しみの一つですが、それと同時に「便利で使い回しの効くアイテムがあればな」と思うこともありますよね。今回ご紹介する「き楽っく極」長襦袢は、そんな願いを叶えてくれる優れもの!

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目次

結論

夏も冬もこれ一枚でOK!

「き楽っく極」は、夏着物にも冬着物にも対応する万能型の長襦袢です。その秘密は、生地の工夫とデザインにあります。

• 生地の特性

 身頃はスピーマコットン、裾はシルクの一枚仕立てで、通気性と適度な保温性を兼ね備えた素材を使用しているため、夏は涼しくて裾の透けを防止、冬は寒さを感じにくい絶妙な着心地を実現しています。

• 調整のしやすさ

 つけ襟と付け袖を夏物に替えるだけで、衣替えをする必要がなく、どの季節の着物にも合わせやすい点は忙しい現代人にもぴったりです。

簡単で綺麗な着付けが叶う!

「き楽っく極」のもう一つの大きな魅力は、その着付けのしやすさです。

• 形状が工夫されたデザイン

 あらかじめ半衿や調節可能な袖がセットされているため、従来の長襦袢のように裄をあわせる煩雑さがありません。特に初心者の方でも、短時間で綺麗に仕上がると評判です。

• 着崩れしにくい構造

 着物を着ている間も長襦袢の身頃スピーマコットンで動きにくく、しっかりと体にフィットするため、衿元の着崩れを気にすることなく安心して過ごせます。

実際に使ってみた感想

私自身、「き楽っく極」を実際に使ってみて、その便利さに感動しました。特に、忙しい朝の着付けが驚くほどスムーズになったこと、また、年中一日中、快適に過ごせたことが印象的です。

また、美しく高級感のある唐草模様の袖や裾のデザインがシンプルで上品なので、どんな着物にも違和感なく馴染みます。これ一枚で幅広いコーディネートが楽しめるのも嬉しいポイントです。

まき

袷用を真夏に!暑いでしょ〜!?

まり

熱中症になりかかったことあるんでしょ?
無理はしないでね。

みつ子

熱中症を防ぐために少しでも涼しく過ごしたくて、麻の着物を浴衣風に着ようと思いました。
そのとき、「き楽っく極」なら衿を外せるので、肌着を省いてこれ一枚で着られると気づいたんです。
暑さ対策には、着る枚数をできるだけ減らすことが大切ですよね。

質問者さん

麻着物は透けるから裾除けでしっかりカバーしなければならないでしょ?
その点はどうなんですか?

みつ子

さすが、着物生活を楽しんでいらっしゃる質問者さんですね。
「き楽っく極」は、裾部分が透けない一枚仕立てになっているので、絽の襦袢のように裾除けをもう一枚巻く必要がありません。

まき

絽の襦袢は透けるので、何枚も重ねるとかえって暑くなってしまうわね。

まり

皆さん、透ける着物の下はどう対策してるのかしら?

みつ子

「き楽っく極」に出会う前は、透け感防止の為、裾除けをできるだけ長く巻き、その上から絽の襦袢を着ていました。襦袢も丈をできるだけ長く仕立てて、足元までしっかり覆うよう工夫していました。
なぜなら、ヒップだけでなく、後ろ姿の足首まで透けて見えてしまうと、せっかくの着物姿が台無しになってしまうからです。

写真は、裾除け、絽の襦袢、絽の付下げと3枚重ねていました。肌着を入れたら4枚です。重ねるたびに暑さが増します。

みつ子

”き楽っく極”は、暑さと透け感をカバーしてくれる?
を実感しました。

夏も冬もこれ一枚でOK!の理由

夏冬対応!替え衿、替え袖が自由自在

①替え袖は袷なので、夏用の袖を作り、(要らない襦袢の袖を外して再利用も良い)
”き楽っく極”の袖に合わせてマジックテープをつけておくと簡単に夏単衣用に付け替えられます。

涼しさと安心感の重ね技

②麻着物の下は和装ブラ+くノ一麻子+”き楽っく極”+綿絽のつけ袖でした。透けないので裾除けは不要で一枚減らせます。
ショーツはユニクロエアリズムボディーシェイパーがヒップラインが響かず安心です。

蒸れ知らずで快適

③身頃はしなやかなスピーマコットン製、裾部分のシルクは、裾捌きがよく蒸れもなく快適でした。

以上の理由で真夏に袷用”き楽っく極”を着ても問題ないと言えます。

簡単で綺麗な着付けが叶う!理由

「き楽っく極」長襦袢は、忙しい日常の中でも着物を楽しみたい方、そして機能性と美しさを両立させたい方に特におすすめのアイテムです。一年を通じて快適に使えるだけでなく、衿元が動かず、着付けが楽になることで、着物を着る機会も自然と増えるかもしれません。

着付けのしやすさ

• 形状が工夫されたデザイン

 あらかじめ半衿や調節可能な袖がセットされているため、従来の長襦袢のように裄をあわせる煩雑さがありません。特に初心者の方でも、短時間で綺麗に仕上がると評判です。

衿元がきれいに決まる

• 着崩れしにくい構造

 着物を着ている間も長襦袢の身頃スピーマコットンで動きにくく、しっかりと体にフィットするため、衿元の着崩れを気にすることなく安心して過ごせます。

裾除け不要で時短になる

”き楽っく極”は、裾部分が袷用の生地で透け感が防げるので裾除け不要。

襦袢を着物より2〜3センチくらい控えるのが許容範囲です。

それ以上だと足首が透けて見えます。

サイズは大事です。”き楽っく極”のホームページで確認してください。

襟の衿秀https://erihide-store.jp/

一部引用しました。(衿秀さんのサイトより)

■サイズ表
(単位cm)

身丈肩巾前巾後巾裾廻り身長目安
S118623029.530135約148
S-fit12162302430124約151
M12463.531.530.531.5140約154
M-fit12763.531.52631.5131約157
L12965.533.53133.5145約159
L-fit13365.533.52733.5137約163

身長ー30cmが推奨身丈だそうです。

※私は身長154cmなので”き楽っく極”のMサイズで着丈がぴったりです。

替え袖の寸法は袖巾32cm/袖丈49cmです。

裾捌きの良さ

身頃はしなやかなスピーマコットン製、裾部分のシルクは、裾捌きがよく蒸れもなく快適でした。

裾合わせが自然と裾すぼまりになるように作られていると思います。

綿やポリの肌襦袢や裾除けより柔らかく肌触りも良く、遥かに足さばきが良く襦袢を巻き込むストレスもなしでした。

”き楽っく極”は透け感防止、
汗をかいても丸洗いでき、
オールシーズン対応できる。
コスパ良しです!

既製品のポリき楽っくの替え袖も便利です。

質問者さん

自宅で洗えて一枚でオールシーズン使えるのは助かるわ。
夏は特に毎回汗を落としたいもの。

まき

”き楽っく極”と麻着物は洗えるけど正絹着物を着るときの注意点はあるのかしら?

まり

着物に汗が付くとお手入れが大変だったわね!

みつ子

”き楽っく極”に限らず正絹の着物の下には汗取り肌着を必ず着てください。
私はどんな着物の下にも”くノ一麻子”を着て一枚で補正も汗対策も万全です。
汗は正絹着物に大敵です。

まとめ

真夏に「き楽っく極」を着て、透けないか、また暑さを軽減できるか試してみました。その結果、「き楽っく極」はたった一枚でオールシーズン対応可能な優れた長襦袢であることが分かりました。

特徴とポイント

メリット

• 蒸れにくい仕立て

身頃はスピーマコットン、裾部分は単衣仕立てになっているため、夏場でも快適に着られます。

• 透け感防止で涼しい

透け感をしっかり防げるので裾除けを省略でき、暑さを軽減できます。

• 多用途で使いやすい

• 衿や袖を外せば、浴衣の下に肌襦袢として活用可能。

• 麻の着物の下にも、衿を外して袖だけ付けて使用できます。

• 手入れが簡単

汗をかいても自宅で洗えるので、清潔に保てます。

• 経済的で便利

一枚で一年中使えるため、季節ごとに襦袢を揃える必要がありません。

• 夏仕様も簡単に

袷用の変え衿の上に絽の半衿をつければ、夏用のスタイルに早変わりします。

「き楽っく極」は、暑い季節でも快適さと美しさを両立できる、コスパ抜群のアイテムです。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

デメリット

「き楽っく極」はほとんどのデメリットを解決できますが、以下の点が気になる方もいるかもしれません。ただし、どれも大きな問題ではありません。

• 見た目の季節感

絽の襦袢に比べて見た目に季節感が出にくいですが、替え袖、替え衿で対応でき、実際の着用としては特に問題ありません。

• 素材の傷みやすさ

頻繁に使用することで素材が傷む可能性はありますが、これはどの襦袢でも同じことが言えます。

• 価格がやや高め

ポリエステル製の「き楽っく」より価格は高く、差額は39,600円(ポリエステル製き楽っく:24,200円)。しかし、その分品質や着心地の良さで十分カバーできる範囲です。

「き楽っく極」は、その利便性と快適さから、この価格差以上の価値を実感できるアイテムです。

正絹の”き楽っく極”¥63,800(替え衿も正絹)

たった一枚の”き楽っく極”があれば、夏も冬もオールシーズン、コスパ良く快適に着物ライフを楽しめます。

”き楽っく極”をベースにして替え衿、替え袖を自作し楽しむと、物も増えず、手軽に着物ライフを楽しめます。

アレンジ術

袷の衿にレースを貼ったり、襦袢の袖をつけ袖に替えると簡単にアレンジが楽しめます。

これから、襦袢を誂えようと思っている人、ぜひ、”き楽っく極”を検討してください。

私は夏用の洗える正絹の替え衿を購入しましたが、袷用の替え衿に絽の半衿を重ねてつけると夏にも対応できます。手間は省けますが、ちょっと残念でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が参考になれば嬉しいです。

着付け教室も開校しています。浴衣や夏着物の着方などお気軽にお問い合わせください。

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