”き楽っく極”を真夏に着てみました。
袷の長襦袢です。
この記事は、”き楽っく極”たった一枚をコスパ良く、オールシーズン使う方法をお伝えします。
袷用を真夏に!暑いでしょ〜!?
熱中症になりかかったことあるんでしょ?
無理はしないでね。
熱中症にならないように少しでも涼しく
麻着物を浴衣風に着ようと思ったとき、
”き楽っく極”なら衿も外せるし、肌着を省いてこれ一枚で着れると思ったんです。なるべく、枚数を減らすのが暑さ対策です。
麻着物は透けるから裾除けでしっかりカバーしなければならないでしょ?
その点はどうなんですか?
さすが、着物生活を楽しまれてる質問者さんですね。
”き楽っく極”は袷生地なので裾除け無しで透け感が防げるのです。
絽の襦袢なら透けてしまうのですが。
透けるからって何枚も重ねると余計暑いわね。
皆さん、透ける着物の下はどうしてるのかしら?
絽の襦袢の場合は、裾除けをできるだけ長く巻いてから、
着物を着ていました。
襦袢もできるだけ丈をギリギリ長めに仕立てていました。
写真は、裾除け、絽の襦袢、絽の付下げと3枚重ねていました。肌着を入れたら4枚です。
思いつきのように”き楽っく極”は、暑さと透け感をカバーしてくれるか?
実際に試してみました。
この記事は
- 夏着物を透ける心配なく着たい人
- 夏着物をできるだけ涼しく着たい人
にお読みいただきたい記事です。
結論
①透け感は防げる
”き楽っく極”は、裾部分が袷用の生地で透け感が防げる。
襦袢を着物より2〜3センチくらい控えるのが許容範囲です。
それ以上だと足首が透けて見えます。
サイズは大事です。”き楽っく極”のホームページで確認してください。
一部引用しました。(衿秀さんのサイトより)
■サイズ表
(単位cm)
身丈 | 裄 | 肩巾 | 前巾 | 後巾 | 裾廻り | 身長目安 | |
S | 118 | 62 | 30 | 29.5 | 30 | 135 | 約148 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S-fit | 121 | 62 | 30 | 24 | 30 | 124 | 約151 |
M | 124 | 63.5 | 31.5 | 30.5 | 31.5 | 140 | 約154 |
M-fit | 127 | 63.5 | 31.5 | 26 | 31.5 | 131 | 約157 |
L | 129 | 65.5 | 33.5 | 31 | 33.5 | 145 | 約159 |
L-fit | 133 | 65.5 | 33.5 | 27 | 33.5 | 137 | 約163 |
身長ー30cmが推奨身丈だそうです。
※私は身長154cmなので”き楽っく極”のMサイズで着丈がぴったりです。
替え袖の寸法は袖巾32cm/袖丈49cmです。
②袷用で暑さも問題なし
”き楽っく極”は肌着を着たり裾除けをつけたりが不要で暑さが軽減できる。
身頃はしなやかなスピーマコットン製、裾部分のシルクは、裾捌きがよく蒸れもなく快適でした。
綿やポリの肌襦袢や裾除けより柔らかく肌触りも良く、遥かに足さばきが良くストレスなしでした。
麻着物の下は和装ブラ+くノ一麻子+”き楽っく極”+綿絽のつけ袖でした。裾除け無しです。
ショーツはユニクロエアリズムボディーシェイパーがヒップラインが響かず安心です。
以上の①②から真夏に”き楽っく極”を着ても問題ないと言えます。
替え袖は袷なので、夏用の袖を作り、(要らない襦袢の袖を外して再利用も良い)
”き楽っく極”の袖に合わせてマジックテープをつけておくと簡単に付け替えられます。
既製品のポリき楽っくの替え袖も便利です。
自宅で洗えて一枚でオールシーズン使えるのは助かるわ。
夏は特に毎回汗を落としたいもの。
”き楽っく極”と麻着物は洗えるけど正絹着物を着るときの注意点はあるのかしら?
着物に汗が付くとお手入れが大変だったわね!
”き楽っく極”に限らず正絹の着物の下には汗取り肌着を必ず着てください。
私はどんな着物の下にも”くノ一麻子”を着て一枚で補正も汗対策も万全です。
汗は正絹着物に大敵です。
まとめ
真夏に着て透けないか、暑さは減らせるか試してみた結果
”き楽っく極”はたった一枚でオールシーズン対応可能です。
- 身頃がスピーマコットン、裾部分が単衣の仕立てで夏場でも蒸れにくい。
- 透け感が防げるので裾除けが省略でき、暑さが減らせる。
- 衿や袖を外して浴衣の下にも肌襦袢として着用できる。
- 麻着物の下に衿を外して袖だけ付けて着用できる
- 汗をかいても自宅で手入れができる。
- 一枚で年中着用できるので経済的。
- 袷の変え衿の上に絽の半衿をつければ夏仕様になる。
このようなメリットが発見できました。
ほとんど解決できるデメリットとして
- 絽の襦袢に比べ、見た目的には季節感が出にくい。→体感的には問題なし
- 頻繁な使用で素材が傷みやすいことも考えられる。→どんな襦袢でも言えること。
- き楽っくに比べ価格が高い。→品質、着心地の良さでカバーできる範囲。(差額¥39,600)
ポリのき楽っく ¥24,200
正絹の”き楽っく極”¥63,800(替え衿も正絹)
たった一枚の”き楽っく極”があれば、夏も冬もオールシーズン、コスパ良く快適に着物ライフを楽しめます。
”き楽っく極”をベースにして替え衿、替え袖を自作し楽しむと、物も増えず、手軽に着物ライフを楽しめます。
袷の衿にレースを貼ったり、襦袢の袖をつけ袖に替えると簡単にアレンジが楽しめます。
これから、襦袢を誂えようと思っている人、ぜひ、”き楽っく極”を検討してください。
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が参考になれば嬉しいです。
着付け教室も開校しています。浴衣や夏着物の着方などお気軽にお問い合わせください。
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