【き楽っく極（きわみ）～正絹長襦袢～】を買ってみました。５日連続着用後のメリット＆デメリット

この記事は、着物歴3３年の管理人みつ子が”き楽っく極”を着用し、検証した結果です。

結論

”き楽っく”が1着あれば衿や袖を変えて便利にコスパ良く楽しめます。

• 軽くて着ていて楽
• 洗濯機でネットに入れて丸洗い可能
• 洗いに出す手間と維持費を大きく減らせる
• 通常の長襦袢より裾さばきが良く歩きが楽
• 身頃部分がスピーマ綿で肌に優しくなめらか
• 衿芯がバイヤスで衿あわせが綺麗に決まる
• 半衿も正絹で自宅で洗える
• 衿を外して平置きできるので柄半衿を付けるときの柄出し位置が即わかる
• 自分で洗ってすぐ着ることができる
• ワンタッチで付け替えできるファスナー仕様の替え衿が便利
• 着脱テープで取り替えられる替え袖が便利

令和６年10月時点で、一年以上、愛用しています。少し高価ですが、元は取れています。

襦袢の洗代は３０００円程として約２１回分です。月３回以上は着物を着ますので襦袢代の元は取れていることになります。

１年後の使用感も追加しました。

・洗濯後、少しシワが気になるが、アイロンをかけなくても着ているうちにシワが伸びて問題なし。
・夏場は袖を外して、浴衣の下に肌襦袢としても活用できる。裾の透けも心配なし。

それほど、頻繁に着物を着ない人でも

結論として、「き楽っく襦袢」をお助けアイテムとして持っておくと便利です。
お気に入りの柄襦袢を楽しみながら、シーンに合わせて「き楽っく襦袢」の便利さを取り入れることで、着物をもっと気軽に楽しめます。たまにしか着ない襦袢を逐一お手入れに出すのは手間も費用もかかり、不経済です。
そんな人にもお勧めです。

以下に私の使用感と同様なことが書いてあります。

この記事を読むべき人

1. ”き楽っく極”の購入を迷っている人
2. 化繊の”き楽っく”が苦手な人
3. 肩幅や袖幅の寸法が違う着物をいろいろ着たい人
4. 正絹の襦袢を洗濯機で丸洗いしたい人
5. ファスナーで衿を取り外せる襦袢を探している人
6. 柄入りのファスナー付き替え衿で襟元のおしゃれを楽しみたい人
7. 袖なしで浴衣を着たい人
8. 衿なしで浴衣を楽しみたい人

待望の自分で洗える正絹の長襦袢は以下の記事で紹介しています。

ブログ管理人みつ子が5日間連続で着用して感じた”き楽っく極”（きわみ）の感想は

・替え衿・替え袖・裾除け・・・絹製なのに、付けたままネットに入れて洗濯機で丸洗いでき便利。

・身頃に最初は糊がついていて少し硬かったが、スーピマコットンのおかげで洗うたびに柔らかくなってくる。

・スーピマコットンの超長綿が、汗をかきやすい胸元や脇、背中をしっかりサポートし、着物に汗が付きづらく安心。
・袖と裾の肌触りが良く快適で、長時間の移動でも裾が絡まずに歩きやすい。

・連日着る場合、洗濯後アイロンなしで、そのまま着られ便利。

・衿あわせが綺麗に決まり、忙しい朝の着付け時間が時短になる。

その後も、着るたびに実感できる快適さがとても気に入りました。

ポリの”き楽っく”の【　素材　】は

• 長襦袢/身頃：綿100％、
• 裾よけ：キュプラ51％、ポリエステル49％
• 替え袖/キュプラ51％、ポリエステル49％

• ポリの”き楽っく”は身頃の部分（コットン）が肌に合わず、かゆみが出るという声がありました。
  
  個人差はありますが、”き楽っく極”（きわみ）は肌に優しくなめらかなスピーマコットンを使用しており、私は今のところかゆみを感じておりません。
• 身頃も”き楽っく極”（スピーマコットン）と”き楽っく”（コットン）で違います。

私は購入していませんが、袖、衿、裾がポリの”き楽っく”はこちら。
化繊素材が気にならない方はこちらもチェックしてみてください↓

衿がきれいに決まらず波打ってしまう場合は、”き楽っく専用の衿芯”をぜひお試しください。

お気に入りの既製の柄半衿が一つあるだけで、着物の雰囲気を簡単に変えることができます。

き楽っく極（きわみ）の上にイチゴの半衿(ポリエステル）やレースのテープを半衿用両面テープで付けました。

ファスナー衿を開いてその上に半襟付けテープで貼るだけなので手間がかかりません。

レースのリボンは、見える部分の幅さえあれば十分なので、さまざまなアレンジを楽しむことができます。

単衣着物に夏用のクマノミの柄半衿です。

ファスナーで簡単に付け替えられるので、新しい変え衿が欲しくなりますが、わざわざ高価な”き楽っく”の替え衿を買わなくても、手持ちの衿を簡単に半衿テープで貼り付けて楽しめます。

私は夏用の絽の半衿も購入しましたが、手持ちの絽の半衿を袷の衿の上につければ、絽の替え衿はなくても問題ありません。

実際に絽の半衿を購入して、洗っても綺麗なままなのか試してみました。
結果、ネットに入れて洗濯し、その後アイロンを掛ける必要がありました。
アイロンを掛けないと、少しシワが残りますが、それを差し引いても、とても便利です。衿の形がすっきりととても綺麗です。
少し高価ですが、それだけの価値があります。

”き楽っく”が1着あれば衿を、付け替えていろいろなスタイルを楽しむことができます。

織り柄の替え衿も欲しくなりますね！

メリット＆デメリット

私なりのメリットとデメリットです。

き楽っく極のメリット

• シルク素材で着心地がとても良い。
• 裾さばきが良く、動きやすい。
• 絹の半衿は柔らかい白色で、顔映りがきれい。
• 身頃はこだわりのスピーマコットンで、柔らかな肌触り。
• 綿素材なので滑らず、、衿合わせ後も衿元が動きにくい。
• 衿が肩に沿って寝てくれ、首が長く見える効果がある。
• 唐草紋様のエレガントな絹を、替え袖や裾除けに採用。
• 横糸には強撚糸を使っているため、動きに合わせて伸縮する。
• 裄丈はマジックテープで調節できる。
• 袖を外して浴衣下にも着られる。
• 替え衿にも絹を使用し、ウォッシャブル加工済。
• ファスナー式の替え衿で、簡単におしゃれな衿元を楽しめる。

き楽っく極のデメリット

• 価格が高いと感じる人もいる。
• 自分の仕立て寸法の襦袢ではない。
• 着物によっては裄丈がぴったり合わないことがある。
• 身頃が絹ではなく綿素材。
• 色が白一色しか選べない（私が知る限りでは）。
• 着物に合わせた襦袢のコーディネートが楽しめない場合がある。
• ファスナー式替え衿の価格が高い。

まとめ

結論

”き楽っく極”が1着あれば衿や袖を変えて便利に楽しめます。

1. ”き楽っく極”の購入を迷っている人
2. 化繊の”き楽っく”が苦手な人
3. 肩幅や袖幅の寸法が違う着物をいろいろ着たい人
4. 正絹の襦袢を洗濯機で丸洗いしたい人
5. ファスナーで衿を取り外せる襦袢を探している人
6. 柄入りのファスナー式替え衿で襟元のおしゃれを楽しみたい人
7. 袖なしで浴衣を着たい人
8. 衿なしで浴衣を楽しみたい人

それほど頻繁に着物をきない人

”き楽っく極”をお助けアイテムとして持っておくと便利です。
お気に入りの柄襦袢を楽しみながら、シーンに合わせて”き楽っく極”の便利さを取り入れることで、着物をもっと気軽に楽しめます。たまにしか着ない襦袢を逐一お手入れに出すのは手間も費用もかかり、不経済です。
そんな人にもお勧めです。

 付け袖を外して浴衣の下に肌着代わりに着ることができます。暑い時期の裾の透け感も一枚で防げます。

襟秀の公式サイトでサイズを確認

襟秀の公式サイトでサイズを確認し、わからない場合は問い合わせて適切なサイズを購入してください。

参考まで

管理人みつ子のサイズは以下です。
身長　１５５㎝　　　　　　　　　　
体重　４７キロ
バスと　８３㎝
ウエスト　７１㎝
ヒップ　８７㎝
き楽っく極のMサイズでぴったりです。
参考にしてください。

着丈の調整

丁度良いサイズがない場合は身丈のワンサイズ長い物を購入して腰のあたりで長いぶんの２分の１をつまんで縫い、着丈を調節してください。そのサイズの場合、裄丈が合うかも確認して下さい。

サイズ表

■サイズ表
（単位cm）

	身丈	裄	肩巾	前巾	後巾	裾廻り	身長目安
S	118	62	30	29.5	30	135	約148
S-fit	121	62	30	24	30	124	約151
M	124	63.5	31.5	30.5	31.5	140	約154
M-fit	127	63.5	31.5	26	31.5	131	約157
L	129	65.5	33.5	31	33.5	145	約159
L-fit	133	65.5	33.5	27	33.5	137	約163

替え袖の寸法は袖巾32cm/袖丈49cmです。
■ご身長-30cm＝推奨身丈
私は身長１５５㎝でMサイズでよかったです。

購入するときは襟秀の公式サイトでサイズの決め方をしっかりと見極めて下さいね！

襦袢も日々進化しています。便利でコスパ良いものはどんどん取り入れて手軽に楽しい着物ライフを送っていきましょう。

この記事が参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

着付け教室も開校しています。お問い合わせお待ちしております。