※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
こんにちは、着物歴30数年の着付け講師みつ子です。
年々、暑い期間が長くなっているような気がします。9月といえども暑い日が続きます。
夏でも着物姿に必須といわれる塵除けの薄羽織、持っていなかったので着物を着始めて40年目に初めて作りました。
コートでも良かったのですが、レースのコートはすでにあるので、薄羽織にしました。
普段着物がメインで羽織姿好きなので素敵に装ってられる方を見るたびに欲しいなと探していました。
中々、出会わなかったのは
- これ以上物を増やしたくないという信条で薄羽織1枚でこれからは賄う
- 何にでも合わせられる着回しのいいものを誂える
- 長年の使用に耐えられ、かつ、扱いやすく見栄えも良い物
結構大変な条件を満たす最強薄羽織は・・・
御召しの老舗、堀幸さんの薄羽織です!
温暖化の昨今、夏場も単衣時期もかなり長いくなりました。
期間4月くらいから10月くらいまで着用可能な透け感が少ない生地感も購入条件を満たしていると判断しました。
- 手持ちのレース地や羅のコートともかぶりらない
- 織模様の黒の市松にグレーとエンジの縦ライン入がっている(市松模様は好きな模様)
- 着てみるまではわからないが、ちょっと、粋な感じもありそう(粋好み)
- 本来、羽織はカジュアルな上物で、紬が多い私には向いている
- 私の誂えた縦じま模様の反物は襟を何色にするかでイメージが全く違い、左右対称ですっきりした感じにできる
- あれこれ、襟の位置を変えて着装してもらい襟元を黒で仕立てられる(イメージ通り仕立てができる)
以上、チェック項目をクリアーできました。
着装とは着物や羽織、コートなどを実際に着ているかのように着せ付ける方法でイメージがわきやすいのでお勧めです。絶対やってもらって下さい!
生地の柄行きによるので襟元を決めるたあとは、袖と見ごろの合わせ方も重要ですので着装して確認してみてください。
私は、グレーの縞を見頃と袖付けに集めて仕立て、袖口は黒で左右対称です。
他にも様々な合わせ方があるので自分に合う柄合わせを見て下さい。
反物で羽織をきているように着装して縞模様の部分がどこに来たら良いのか
何パターンか比べて仕立ててもらいましょう!
今回は、顔の近くに黒が来るほうがいいと堀幸さんと相談の上こうなりました。
丁寧に着装して頂き納得できました。
特に縦じまの時は必ず実際に体に当てて着装して仕立ててくださいね!
そして、着る前には、着物や羽織、コートなど前もって準備が大事です。羽織には羽織紐が要ります。
羽織紐も私はあまり目立たない、羽織の色と同色にしました。
紐だけが目立たないほうが無難です。便利な取り外し可能なガラスの羽織紐です。
慌てると、しつけを取り忘れたり、生地を傷めたりすることがあります。
薄い生地は特にしつけは注意を払って取ってください。
出来上がったらどきどきわくわく!着用が楽しみでもあり、不安でもあります。
実際、着てみないと本当にわからないですよね、似合うかもどうかも!?
着てみて、鏡で見て、後ろ姿も出来れば写真を撮って出かけたいですね。
着物ライフを楽しむには金銭的にだけでなく時間的にも余裕が必要です。
自分のペースでゆっくり無理せず楽しんで下さい。
羽織が見つかるまではショールやコートで対応してください。
手持ちの着物に合わせやすさは抜群で、染め分けもいい感じに配置できました。
レースと羅のコートは道行衿です。
まとめ
- 夏でも着物を着るなら上に羽織るものは必須です
- 選ぶなら着用可能期間が長い物がコスパ最強
- 極端に薄い、透けるものは避ける
- 色目も単色か2色くらいまでにする
- カジュアル着物には羽織
- フォーマル、カジュアル着物両方には道中着タイプのコートが最強
- 昔は道行衿コートが一般的でしたが、持っているならカジュアル着物の上にも羽織っても良い(私の写真のように)
- 今から作るなら、コートは道中着タイプの衿の方がおしゃれで今風(着物にも流行はあります)
最後まで読んでいただき、有難うございました。
お問い合わせはお気軽にお申し付けください。
ネットでもいろんな羽織やコートを検索できます。ぜひ、ご自身の羽織物のおしゃれを探して見て下さい。
着付け教室も開校しています。お問い合わせお待ちしております。
コメント