60代・70代の浴衣コーデ|シニアが似合う色・柄・帯の選び方

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60代・70代の浴衣コーデ|シニアが似合う色・柄・帯の選び方

「浴衣は若い人のもの…」そう思って諦めていませんか?

60代・70代こそ、浴衣が似合う年代です。人生経験が重なった佇まいと、落ち着いた色柄の浴衣は最高の組み合わせ。着付け講師歴30数年のみつ子が、シニアのための浴衣選びと着こなしをまるごとお伝えします。

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目次

シニアも浴衣で夏を楽しもう

夏になると、若い人が浴衣を楽しんでいる姿をよく見かけます。

「浴衣は若い人のもの」と思っていませんか?

実は、60代・70代の方こそ、浴衣を気軽に楽しんでほしいんです。

お出かけでも、おうち時間でも、涼しく快適に過ごせる浴衣の魅力をお伝えします。

浴衣の魅力とは?

浴衣は、着物に比べて半幅帯で軽やかで気軽に着られるのが特徴です。

お祭りや花火大会だけでなく、友人とのランチやお出かけ、お庭やベランダで夕涼みをする時にもぴったりです。

綿浴衣もよいですが、最近は涼しいポリエステル素材の浴衣が増えているので、よりお手入れも簡単で気軽に楽しめます。

シニアにおすすめの浴衣選び

落ち着いた色をベースにする

大人世代の浴衣選びは、まず色から考えると迷いません。おすすめは次のような落ち着いた色合いです。

  • 藍色・紺色
  • 深緑
  • えんじ色
  • グレー系

シックな色は顔映りを引き締めて見せてくれますし、帯や小物も合わせやすくなります。ただし「落ち着いた色=地味」である必要はありません。顔色が明るく見える色や、着ていて気分の上がる色を選ぶことも大切です。

柄は余白を楽しむ

浴衣売り場には華やかな大柄の浴衣もたくさん並んでいますが、大人世代には柄が詰まりすぎていないものがおすすめです。余白のある柄は上品で涼しげな印象を与えてくれます。実際に着てみると、派手すぎず地味すぎず、とてもバランスよく見えますよ。

素材で選ぶ(洗える浴衣も強い味方)

セオアルファはシックな柄を選べば半幅帯で浴衣や名古屋帯で夏着物として、両方楽しめ、汗も汚れも気にならないので便利です。

つけやすいように幅が工夫されていて手洗いできる綿素材が夏場に嬉しいです。

天然素材の綿絽の浴衣です。襦袢を着て着物としても楽しめます。

進化した便利な小物も活用して浴衣着付けのハードルを下げましょう。

下の写真は、あまりの暑さに6月にポリエステルの単衣着物を浴衣として着ています。

襦袢を省略して「き楽っく 極」を肌着として着ました。襦袢が省けて暑さ対策になります。

ポリエステルの単衣着物を持っているならなら浴衣としても楽しんでみてください。

合わせた帯もポリエステルの羅の半幅帯です。

こんなかわいい黒っぽい帯も大人浴衣の差し色に嬉しいです。

単衣のポリ着物を襦袢無しで浴衣として着ている写真

「ポリエステルはちょっと…」という方も安心してください。

60代・70代の方には、落ち着いた色合いや大人の花柄、縞柄、絞り風の天然素材の浴衣もおすすめです。

綿や綿麻素材なら風通しがよく、涼しさも抜群。

涼しく着られる浴衣を選んで、夏のおしゃれを楽しみましょう。

古典浴衣と帯

奥州小紋は自然な綿の色味で真っ白過ぎないため肌に馴染みやすくシニアにぴったりな落ち着いた雰囲気が楽しめます。単なる浴衣以上の「お出かけ着」としても着用され、高級感があり大人の女性にも人気です。

奥州木綿の浴衣に麻の半幅帯を締めた写真

奥州小紋は江戸の老舗ブランド「竺仙(ちくせん)」が独自に手掛ける高級浴衣の一種です。

大人浴衣には博多紗献上の半幅帯がぴったりです。

本場筑前博多織の「紗献上柄半幅帯」とは、博多織の中でも特に夏用に適した「紗(しゃ)」という透け感のある織り方で作られた半幅帯(半巾帯)のことです。献上柄は伝統的な博多織の代表的な柄で、格式が高く格式ある装いに用いられます。夏の単衣(ひとえ)時期から盛夏まで使いやすい帯として親しまれています。細かな透け感と絹の艶やかさがあり、小紋や紬、浴衣などカジュアルな装いからやや改まった場面まで幅広く合わせやすい帯です。

トレンド浴衣と帯

②誉田屋源兵衛の浴衣は、大人の女性にぴったりです。浴衣も帯も、伝統技術と現代のデザインがうまく組み合わさっていて、ほかの浴衣とは違うモダンさと高級感があります。大きな柄でも伝統に基づいた独自のデザインなので、大人の女性にふさわしい「上品さ」と「個性」を感じさせます。大胆な柄でも色合いが落ち着いているため、幅広い年齢の方に似合います。

芭蕉(糸芭蕉)繊維を使用しており、風通しが非常に良く、清涼感があるため、特に日本の蒸し暑い夏の気候に適しています。通気性の高い織り方で快適に着用できます。大人の品格ある浴衣や単衣着物のコーディネートにぴったりの帯といえます。ただ、しっかりとした張りがあるので結びやすさは柔らかい生地に比べて劣る傾向がある点を念頭に置かれると良いでしょう。結ばないカルタ結びがおすすめです。

山崎陽子さんの本に写真が載っていて「どこの帯かしら?素敵だなぁ〜!」と思っていました。

大人の浴衣は帯が主役

浴衣を選ぶとき、どうしても浴衣そのものに目が向きがちです。でも、大人の浴衣コーデは帯が主役。シンプルな浴衣ほど、帯の魅力が引き立ちます。

  • 博多帯
  • 麻の半幅帯
  • 落ち着いた色の半幅帯
  • 少し遊び心のある柄帯

私は浴衣や着物を選ぶとき、帯からコーディネートを考えることもあります。帯が決まると、全体の雰囲気がまとまりやすいのです。

奥州木綿×麻の帯(前)
奥州木綿×麻の帯(前)
奥州木綿×麻の帯(後ろ)
奥州木綿×麻の帯(後ろ)

浴衣を買い替えなくても、帯を変えるだけで印象は大きく変わります。

私も帯選びを楽しみながらコーディネートを考えています。

履物と足袋・バッグ

素足に下駄を履くと鼻緒ズレをおこすことがあります。レース足袋では薄いときには二重レース足袋がおすすめです。

また、座敷などに上がるときも足袋をバッグに入れておくと安心です。

少し個性的な下駄草履です。夏着物に浴衣に幅広いシーンに合わせられます。

洋装にも使えるモダンな草履下駄も楽しいですね。

下駄は、カジュアルすぎない畳表のものを愛用しています。一見草履のように見えて上品な雰囲気があり、大人の浴衣コーデによくなじみます。友人が桐台×ゴム底の下駄を2日履いたら、足が痛くなってしまったそうです。その点、畳表はクッション性があって足に優しいのです。シニアには大切な目線ですね。浴衣だけでなく夏着物にも合わせやすいので、一足あると重宝しますよ。

私が愛用している畳表の下駄です。

畳表の下駄
畳表の下駄

バッグは「浴衣にはかごバッグ」と決めつけなくて大丈夫。布バッグや洋服にも使えるバッグを合わせても素敵です。「浴衣だからこうしなければ」と考えすぎず、自分が使いやすいものを選びましょう。

涼しい着付けアイテム

ワンタッチタイプの夏用腰紐を愛用しています。着付け小物で涼しく便利に!もちろん年中使えます。

浴衣の着付けポイント

「浴衣の着付けって難しそう」と感じる方も多いですよね。

でも大丈夫です!

  • 浴衣を一人で簡単に着るポイントは以下の通りです。
    1. 浴衣の背中心をまっすぐ合わせる:浴衣を羽織ったら背中の縫い目を体の中心にまっすぐ合わせます。
    2. 裾の長さを調整する:衿先から3分の1くらいの場所を持ち、裾がくるぶしあたりで床と平行になるように裾のラインを決めます。丈は歩きやすいように若干高めに調整しても良いです。
    3. 上前と下前を合わせる:左側(上前)が体の右側に来るように決め、動かないように広げてから下前を差し込み、褄先(裾の先)を7〜10cmくらい上げておはしょり(裾のたるみ)を作ります。
    4. 腰ひもを締める:腰骨の少し上の位置で腰ひもを2回巻き、キュッと締めます。余ったひもは中に入れて落ちないようにします。メッシュ腰紐でカチッと止めればおはしょりスッキリ。
    5. シワを伸ばして整える:腰ひもと浴衣の間に指を入れてシワやたるみを伸ばし、おはしょりをきれいに整えます。
    6. 胸紐、伊達締め(あれば)を使う:胴回りをすっきりさせ、着崩れ防止に役立ちます。
    7. 帯は腰骨の位置に結ぶ:帯を巻く位置は腰骨付近が基本で、少し高めにするとバランスが良く粋に決まります。

・衿元をきちんと合わせる(胸元をスッキリ)衿をしっかり抜くとえりあわせが緩みにくくなります。袖山が後ろに行くように着てください。

・大人浴衣には帯結びはカルタ結びが簡単でおすすめ。背中が結び目でゴロゴロせず、持たれても潰れる心配無し!

麻の半幅帯でかるた結びの写真

帯結びに自信がない方や素早く帯結びをしたい方は、作り帯を使えばラクラクです。

手軽な作り帯なら年中気軽に着物を着ることができそうです。

推しの色を着る楽しみ

お祭りや花火大会だけでなく、推し活でも浴衣を楽しめますよ。

レンタル着物を着て推しのファンミに行った写真です。思い切った若作りも許されるひとときでした。

若い人に混じってなら少々派手な浴衣でも許される範囲です。

推しの色の浴衣を探しても良いですね!

だいぶ以前の写真ですがお許しください。

レンタル着物を着て試して推しのファンミに行った写真

よくあるお悩み&解決策

若作りに見えないか心配…

実は、若作りに見えるかどうかは年齢ではなく、浴衣や帯、小物の合わせ方によるところが大きいのです。洋服でも、年齢に関係なく素敵に着こなしている方がいらっしゃいますよね。浴衣も同じ。大切なのは若く見せることではなく、自分らしく着ることです。落ち着いた色をベースに余白のある柄を選び、帯を主役にすれば、上品さは十分に保てます。

帯結びが難しそう…

→ 作り帯や半幅帯で簡単に結べます。YouTubeやブログに便利な帯やサポート動画があるので安心!

いろんな変化結びを真似するより、まずは簡単な帯結びを一つマスターすると安心です。

カルタ結びやリボンパタパタ結びがオススメです。

汗をかいたらお手入れが心配…

→ 洗える素材の浴衣なら自宅の洗濯機でもOKです。

綿の浴衣はほとんど手洗いが可能です。シーズン終わりにはキーピングなどはつけずにしまってください。のりが変色の原因になる場合があります。

私の浴衣コーデ例

若いときの小千谷縮を浴衣として着てみました。

チェック柄と紺色の博多帯の組み合わせで、シニアになっても着られるコーディネートです。

小千谷縮を一枚で浴衣として半幅帯で着た写真

ポリエステルの夏着物に博多紗献上で吉弥結び。透け感で涼し気なコーデにしました。

バッグや帯留めで遊び心をプラス。手ぬぐいを帯揚げ代わりにすると汗をかいても洗えます。

70代になって変わった浴衣の楽しみ方

若い頃は「流行っているから」「みんなが着ているから」という理由で選ぶこともありました。でも年齢を重ねるにつれて、「自分が心地よいか」「自分が好きか」を大切にするようになりました。

少し楽に着たり、足袋を合わせたり、洋風のバッグを持ったり。昔なら「こうあるべき」と思っていたことも、今は自由に楽しめるようになりました。落ち着いた雰囲気や所作の美しさは、年齢を重ねたからこそ身につくもの。「もう年だから」ではなく、「今だからこそ楽しめる」——そんな気持ちで浴衣に袖を通してみてはいかがでしょうか。

▼あわせて読みたい
【正直レビュー】き楽っく長襦袢は本当に使える?着物講師が本音で解説

まとめ

シニア世代だからこそ楽しめる浴衣の魅力

浴衣は、若い人のものと思われがちですが、実は60代・70代の方こそ、気軽に楽しめる夏のおしゃれ着です。

若い人が真似できない”佇まいの美しさ”を醸し出せるのは、人生経験を重ねた今だからこそです。

落ち着いた色柄や上質な素材を選べば、大人の上品さが引き立ち、自分らしい夏の装いが楽しめます。

シニア世代こそ、浴衣は「人生の彩りを楽しむ装い」になります。

若い頃のようにトレンドに振り回されず、「自分らしさ」や「心地よさ」「品のある華やかさ」を大切にした浴衣スタイルは、年齢を重ねた今だからこそ一層輝くのです。

便利グッズを活用

帯結びも作り帯や半幅帯を前で結べるので、着付けのハードルもぐっと下がります。

浴衣や帯はそのままでも昔風の小物を大人色にするだけでコーディネートが刷新されます。

お祭りや花火大会だけでなく、自宅やちょっとしたお出かけにも浴衣を取り入れて、夏のひとときを楽しんでみてくださいね。

和洋両方に使える新しい感覚の草履サンダルなどたくさん出ています。

歩きやすいおしゃれなみずとりの人気のサンダルです。かかとの高さも色々あって選べます。

ヒールの高さは約4.5cm、鼻緒にはそれぞれ美しい・可愛いデザインを。

デニムやネイルカラーと合わせて使っていただけるデザインが多いのも特徴です。

履き心地、使い心地が良く、当店でもリピートの購入が多い商品のひとつです。

でも履き心地の良さだけではないのです。

大学との共同研究で下駄に血流循環量向上と重心改善効果があることが判明しました。

つまり水鳥の下駄は履き心地、デザインに加えて健康にもとても良いということです。

日本いいもの屋から引用https://www.miihin.jp/

2年前の2023年、浴衣でホテルステイの写真です。嫁入り支度の浴衣に年相応の博多紗献上半幅帯と小物で充分楽しめました。

浴衣でホテルステイの写真

大人世代だからこそ似合う、涼やかな浴衣姿で、素敵な夏をお過ごしください。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が参考になれば嬉しいです。

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着付け講師みつ子

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60代・70代の浴衣コーデ|シニアが似合う色・柄・帯の選び方

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