ポリエステル素材の「き楽っく」は便利との口コミが多く、
長年購入を悩んでいました。
袖と裾よけの素材が化繊という点が悩むポイントでした。
「き楽っく極(きわみ)」はそこが正絹(シルク)になり一気に試してみたくなりました。
この記事では、着物歴33年の管理人みつ子が「き楽っく極」を朝から晩まで5日間連続で着用し、その使い心地を検証した結果をご紹介します。
「き楽っく」は、着物をより簡単に着られるように設計されたポリエステル素材の着物で、シワになりにくく、手入れがしやすいため人気があります。特に日常使いやカジュアルな場面で便利と評判です。
一方、「き楽っく極(きわみ)」は、「き楽っく」をさらに高級にしたバージョンです。袖や裾よけ部分に正絹(シルク)が使用されているため、よりしなやかで上質な着心地が得られ、見た目も上品です。
結論
「き楽っく」は便利でコスパ良し
「き楽っく」が1枚あれば衿や袖を変えて便利にコスパ良く楽しめます。
- 軽くて着心地が良く、楽に過ごせる
- 洗濯機でネットに入れて丸洗い可能
- 洗いに出す手間と維持費を大きく減らせる
- 通常の長襦袢より裾さばきが良く歩きやすい
- 身頃部分にスピーマ綿を使用しており、肌に優しくなめらか
- 衿がバイヤスになっていて衿あわせが綺麗に決まる
- 半衿も正絹ですが自宅で洗える
- 衿を外して平置きできるので柄半衿の柄出しが簡単
- 自分で洗ってすぐに着ることができる
- ワンタッチで付け替え可能なファスナー式の替え衿が便利
- 着脱テープで替え袖の交換も手軽にできる
「き楽っく極(きわみ)」の使用感
令和6年10月時点で、「き楽っく極(きわみ)」を一年以上愛用しています。少し高価ですが、様々な面で充分に元が取れています。
1年使った感想も以下にまとめました。
・襦袢の洗代が1回約3000円と考えると、「き楽っく極(きわみ)」を購入することで約21回分ほど節約できました。月に3回以上着物を着るので、襦袢代の元は取れています。
・洗濯後に少しシワが気になるものの、アイロン不要で着ているうちにシワが自然に伸びて問題なしです。
・夏は袖を外し、浴衣の下に肌襦袢として使えて便利。裾の透けも心配なしです。
・「き楽っく極(きわみ)」は、ほぼ一年中使えて、多用途に活用できるところも気に入っています。
頻繁に着物を着ない人でも
着物をあまり頻繁に着ない方にも、「き楽っく襦袢」は便利なお助けアイテムとしておすすめです。
お気に入りの柄襦袢を楽しみながらも、「き楽っく襦袢」の便利さを取り入れることで、着物をもっと気軽に楽しめます。
たまにしか着ない襦袢をその都度クリーニングに出すのは、手間も費用もかかり負担が大きいですよね。そんなお手入れの手間を減らしたい方にも「き楽っく襦袢」はぴったりです。
以下に私の使用感と同様なことが書いてあります。
『茶道の先生や、名店の女将たち。長時間、きれいに着物を着る方々の引き出しを拝見すると、かなりの確率で登場するのが「衿秀」のき楽っくプレタ長じゅばんだ。この春、その究極版、Silkき楽っくプレタ長じゅばん「極」が登場した。
「極」が大切にしたのは、上質な素材。裾部分と袖には唐草地紋がエレガントな正絹を採用。袖を通すと絹が優しく肌に触れ、気分が上がる。正絹の半衿とともにさりげない絹色で、カジュアルな紬(つむぎ)から、付け下げや訪問着などフォーマルまでカバーする。身頃はしなやかなスーピマコットン。胸元や脇、背中の汗を吸い、着物を汚れから守ってくれる。
袖や裾、半衿はウォッシャブル加工がほどこされており、家でまるごと洗濯可能。ワンタッチで付け替えできるファスナー仕様の替え衿や、着脱テープで取り替えられる替え袖など、機能性の高さも頼もしい。
肌に近いものだからこそ。着心地のよさと使い勝手のよさを備えた、”才色兼備”な一枚を選びたい。』
※こまものや七緒から引用しました。
この記事を読むべき人
- ”き楽っく極”の購入を迷っている人
- 化繊の”き楽っく”が苦手な人
- 肩幅や袖幅の寸法が違う着物をいろいろ着たい人
- 正絹の襦袢を洗濯機で丸洗いしたい人
- ファスナーで衿を取り外せる襦袢を探している人
- 柄入りのファスナー付き替え衿で襟元のおしゃれを楽しみたい人
- 袖なしで浴衣を着たい人
- 衿なしで浴衣を楽しみたい人
洗える正絹襦袢も作りましたが、その後に
私が「き楽っく極(きわみ)」を購入した理由は
①袖と裾がシルク製であること
②裄丈が異なる母や姉の着物も着られるようになる
からでした。しかし、
5日間着てみて意外な発見があり、「き楽っく極」がすっかりお気に入りになりました。
待望の自分で洗える正絹の長襦袢は以下の記事で紹介しています。
ポリの「き楽っく」の【 素材 】は
- 長襦袢/身頃:綿100%、
- 裾よけ:キュプラ51%、ポリエステル49%
- 替え袖/キュプラ51%、ポリエステル49%
- ポリの「き楽っく」は身頃の部分(コットン)が肌に合わず、かゆみが出るという声がありました。
個人差はありますが、「き楽っく極(きわみ)」は肌に優しくなめらかなスピーマコットンを使用しており、私は今のところかゆみを感じておりません。 - 身頃も「き楽っく極(スピーマコットン)」と「き楽っく」(コットン)で違います。
私は購入していませんが、袖、衿、裾がポリの「き楽っく」はこちら。
化繊素材が気にならない方はこちらもチェックしてみてください↓
お気に入りの既製の柄半衿が一つあるだけで、着物の雰囲気を簡単に変えることができます。
き楽っく極(きわみ)の上にイチゴの半衿(ポリエステル)やレースのテープを半衿用両面テープで付けました。
ファスナー衿を開いてその上に半襟付けテープで貼るだけなので手間がかかりません。
レースのリボンは、見える部分の幅さえあれば十分なので、さまざまなアレンジを楽しむことができます。
単衣着物に夏用のクマノミの柄半衿です。
ファスナーで簡単に付け替えられるので、新しい変え衿が欲しくなりますが、わざわざ高価な「き楽っく」の替え衿を買わなくても、手持ちの衿を簡単に半衿テープで貼り付けて楽しめます。
私は夏用の絽の半衿も購入しましたが、手持ちの絽の半衿を袷の衿の上につければ、絽の替え衿はなくても問題ありません。
実際に絽のシルク半衿を購入し、洗ってもきれいなままか試してみました。
結果は、ネットに入れて洗濯すれば大丈夫でしたが、アイロンを掛ける必要がありました。
アイロンを掛けないとシワが残りますが、その手間を差し引いても便利で、衿の形がすっきりと美しく決まります。
少し高価ですが、その価値は十分にあります。
「き楽っく極」が1着あれば衿を、付け替えていろいろなスタイルを楽しむことができます。
織り柄の替え衿も欲しくなりますね!
メリット&デメリット
私が考える「き楽っく(極)」のメリットとデメリットをまとめました。
メリット
• シルク素材:着心地がとても良いです。
• 裾さばきが良い:動きやすく、快適に過ごせます。
• 絹の半衿:柔らかい白色で、顔映りがきれいに見えます。
• スピーマコットン:身頃部分は柔らかな肌触りで、こだわりがあります。
• 滑りにくい:身頃部分が綿素材なので、衿合わせ後も衿元が動きにくいです。
• 首が長く見える:衿が肩に沿って寝てくれるので、スタイルが良く見えます。
• エレガントなデザイン:唐草模様の美しい絹を替え袖や裾除けに使用しています。
• 伸縮性:横糸には強撚糸を使っており、動きに合わせて伸びます。
• 裄丈調整:マジックテープで裄丈を簡単に調整できます。
• 多用途:袖を外せば浴衣の下にも着られます。
• ウォッシャブル替え衿:替え衿も絹を使っており、洗える加工がされています。
• 簡単な付け替え:ファスナー式の替え衿で、おしゃれな衿元を手軽に楽しめます。
これらの特徴により、着物をより快適に楽しむことができます。
デメリット
• 価格が高い:一部の人には高く感じられることがあります。
• 仕立て寸法が合わない:自分のサイズに合わせた襦袢ではないため、ぴったり合わないことがあります。
• 裄丈の調整が難しい:着物によっては裄丈が合わない場合があります。
• 身頃が綿素材:身頃部分は絹ではなく綿素材です。
• 色の選択肢が少ない:私の知る限り、色は白一色しか選べません。
• 襦袢コーディネートの自由度が低い:着物に合わせた襦袢のコーディネートが楽しみにくいことがあります。
• 替え衿のコストが高い:ファスナー式の替え衿は価格が高めです。
これらの点を考慮する必要がありますが、使い方次第で十分にメリットを感じられるアイテムです。
まとめ
結論
襦袢も日々進化しています。5日関連続で着用した結果、便利でコストパフォーマンスの良いアイテムを取り入れることで、手軽に楽しい着物ライフを送ることができました。積極的に活用すれれば、着物ライフのハードルが下がること間違いなしです。
「き楽っく」は便利でコスパ良し
「き楽っく」が1枚あれば衿や袖を変えて便利にコスパ良く楽しめます。
- 軽くて着心地が良く、楽に過ごせる
- 洗濯機でネットに入れて丸洗い可能
- 洗いに出す手間と維持費を大きく減らせる
- 通常の長襦袢より裾さばきが良く歩きやすい
- 身頃部分にスピーマ綿を使用しており、肌に優しくなめらか
- 衿がバイヤスになっていて衿あわせが綺麗に決まる
- 半衿も正絹ですが自宅で洗える
- 衿を外して平置きできるので柄半衿の柄出しが簡単
- 自分で洗ってすぐに着ることができる
- ワンタッチで付け替え可能なファスナー式の替え衿が便利
- 着脱テープで替え袖の交換も手軽にできる
頻繁に着物を着ない人でも
着物をあまり頻繁に着ない方にも、「き楽っく襦袢」は便利なお助けアイテムとしておすすめです。
お気に入りの柄襦袢を楽しみながらも、「き楽っく襦袢」の便利さを取り入れることで、着物をもっと気軽に楽しめます。
たまにしか着ない襦袢をその都度クリーニングに出すのは、手間も費用もかかり負担が大きいですよね。そんなお手入れの手間を減らしたい方にも「き楽っく襦袢」はぴったりです。
付け袖を外して浴衣の下に肌着代わりに着ることができます。暑い時期の裾の透け感も一枚で防げます。
購入の注意点
襟秀の公式サイトでサイズを確認
襟秀の公式サイトでサイズを確認し、わからない場合は問い合わせて適切なサイズを購入してください。
参考まで
管理人みつ子のサイズは以下です。
身長 155㎝
体重 47キロ
バスと 83㎝
ウエスト 71㎝
ヒップ 87㎝
き楽っく極のMサイズでぴったりです。
参考にしてください。
着丈の調整
丁度良いサイズがない場合は身丈のワンサイズ長い物を購入して腰のあたりで長いぶんの2分の1をつまんで縫い、着丈を調節してください。そのサイズの場合、裄丈が合うかも確認して下さい。
衿秀公式サイトからの引用です。参考にして下さい。
サイズ表
■サイズ表
(単位cm)
身丈 | 裄 | 肩巾 | 前巾 | 後巾 | 裾廻り | 身長目安 | |
S | 118 | 62 | 30 | 29.5 | 30 | 135 | 約148 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S-fit | 121 | 62 | 30 | 24 | 30 | 124 | 約151 |
M | 124 | 63.5 | 31.5 | 30.5 | 31.5 | 140 | 約154 |
M-fit | 127 | 63.5 | 31.5 | 26 | 31.5 | 131 | 約157 |
L | 129 | 65.5 | 33.5 | 31 | 33.5 | 145 | 約159 |
L-fit | 133 | 65.5 | 33.5 | 27 | 33.5 | 137 | 約163 |
替え袖の寸法は袖巾32cm/袖丈49cmです。
■ご身長-30cm=推奨身丈
私は身長155㎝でMサイズでよかったです。
この記事が参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
着付け教室も開校しています。お問い合わせお待ちしております。
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