
最近、着物や帯、小物などの保管スペースが不足しており、増え続けることに対するストレスがあのよね。



同じようなものが重なってあふれかえる。これは、着物を持つ誰もがぶつかる壁かもしれませんね。
1. はじめに
着物が好き。でもその分、どうしても物が増えてしまう——そんな悩み、ありませんか?
収納スペースは限られているし、つい便利そうな新しい道具を買ってしまって、同じようなものがあふれかえって……。
“こんなに好きなのに、なんでスッキリ着物を楽しめないんだろう?”
私も、ずっとこのモヤモヤと向き合ってきました。
2. 共感
せっかく大切に選んだ着物や帯が、タンスの中でスペースをとってしまうだけでなく、気持ちまで重たくしてしまうなんて、本当に悲しいですよね。
“あの時、どうしてこんなに買ってしまったんだろう”
“これ、本当に必要だったのかな?”
そう思うたびに、自分を責めてしまうこともありますよね。
でも、それはきっと、着物が大好きだからこそだと思うんです。
デニム着物でUSJを楽しみたいと、半幅帯とレース半襟とレースの足袋ソックスを新しく購入しました。結果的には自己満足のための買い物でした。それにしては和装は出費が大きいですね。


雨でも、汚れても大丈夫なその日のコーディネートです。


たくさんの着物や帯を手放してスッキリしたはずなのに、また帯を買ってしまい、「本当に必要だったのかな」と後悔しています。気持ちの整理って難しいですね。
3. 解決策のヒント
だからこそ、一緒に考えていきませんか?
ヒント・今ある着物や帯を、もっと素敵に着こなす
• 同じ着物でも帯や小物(帯揚げ、帯締め、帯留め)を変えるだけで印象がガラッと変わりますよ。
• 季節感のある帯締めや帯揚げ(涼しげな夏物、あたたかみのある冬物)を取り入れてみては?
• 「お出かけ着」と思い込んでいた着物を、半幅帯や兵児帯でカジュアルダウンしてみるのもおすすめです。
• コーディネート例を写真で保存しておくと、着回しに迷わず楽しめます。
お召の単衣着物に半幅帯を締めてカジュアルコーデにしました。


同じ着物に絽の名古屋帯を締めて準フォーマルな装いの写真


ヒント・便利な着付け道具を、本当に必要なものだけ選ぶ
便利そうでつい買った着付け道具が使わずじまい。高価なものだと手痛いですよね。
「本当に必要かどうか」を判断する前に、まずは手持ちの道具で工夫できないか試してみるのがおすすめです。
実際に使っている人の口コミ(SNSやブログ、YouTube)を参考にしてみると、自分に合いそうかイメージしやすいですよ。
価格だけでなく、お手入れのしやすさも選ぶポイントになります。
私は汗取り肌着の「くノ一麻子」を購入するにあたって高額なだけに悩みましたが、タオル補正で熱中症になりかかった経緯から身体を守るために購入を決めました。洗濯機で丸洗いできる点も大助かりです。
年齢とともに体の負担が増す部分を重点的にサポートしてくれる道具に変えていくのは重要です。
例えば、コーリンベルトは襟元がピシッと決まりやすいので、きれいに着こなせる、反面、自分の胸元にフィットするゴムの長さ調節や止める位置が結構難しいです。
胸紐で充分な場合もあります。
サイズが合わなくなっていたり、傷んだ古い着付け道具は思い切って処分しましょう。
ヒント・本当に必要な商品を見極めるための基準
試してみないとわからないものもあるのでどうしても増えてしまいます。
そして、つい新しい帯や着付け小物を買いたくなったとき。
私が心がけているのは、『買う前の3つの質問』です。
1️⃣似たものを持っていない?
2️⃣いつどこで着る、使う?
3️⃣収納場所はある?
これを自分に問いかけると、『これは本当に必要?』と一呼吸置けるんです。
欲しいものは、いったんリストにして少し時間をおいてから見直すと、「本当に必要かどうか」が見えてきて、衝動買いの予防になります。クールダウンは重要です。
ヒント・環境にもやさしく、自分にもやさしい着物ライフの楽しみ方
着物リメイクで形を変えて整理するのも良い選択肢です。増えた着物類を日常使いできる普段着へ。
まとめて保管する際、和紙や防虫剤を環境に配慮したものに変えてみるのも、地球にも自分にも優しい選択です。
こんなテーマを、これから一緒に少しずつ考えていきたいと思います。


4. まとめ
着物や帯がどんどん増えてしまうお悩み、私もすごくわかります。
そんなときは、リサイクルショップや地域のイベントで「譲る」を上手に活用して、物を増やさずに済ませるのもひとつの方法です。
いただいた着物を処理できず泣く泣くでしたが、誰かの役に立てると思いレンタルショップに寄付したりもしました。
着物が好きだからこそ、つい気になるものが増え悩んでしまいますよね。
でも、その気持ちを大切にしながら、少しずつ一緒に解決策を見つけていきましょう。
実は、新しいものを買わなくても、手持ちの着物で楽しむ方法って意外とたくさんあるんです。(反省を込めて!)
例えば、帯締めや帯揚げ、帯留めの組み合わせを変えるだけでも、着こなしの雰囲気がガラッと変わりますよ。
心がけるのは、『買う前の3つの質問』です。
✅ 似たようなものをすでに持っていない?
✅ いつ、どこで着る予定?
✅ 収納する場所はある?
この質問をしてから、本当に必要かどうか、じっくり考えるようにしています。
また、「欲しいものリスト」を作って少し寝かせてみると、衝動買いを防げて冷静な判断ができますよ。
もし、どうしても欲しいなら、あらかじめ予算を立てておくのも、買ったあとに後悔しないためのコツです。
着物まわりの整理は、心身ともに簡単には進まないものです。
理屈で考えれば、着物がなくても生活はできます。
それでもなぜこんなにも惹かれるのか——考えてみても、はっきりした答えは出ません。
もしかすると、着物は「心の栄養」なのかもしれません。
でも、栄養も摂りすぎれば“栄養過多”になってしまうように、着物も持ちすぎると負担になることも。
だからこそ、一度にではなく、少しずつ“着物ダイエット”を進めていってくださいね。
あなたの着物周りの整理のモヤモヤが少しでも軽くなるように、そしてもっと着物が楽しくなるように願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が参考になれば嬉しいです。
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