60代からでも和洋折衷コーデの「素敵!」と言って貰えるコツと「やってはいけない」注意点

みつ子

2024年の南座顔見世に母の大島紬の和洋折衷コーデで行きました。
着物の大先輩やトイレ待ちで並んでいる年配の女性にも好評でとても嬉ししく感じました。さらに、簡単で楽な着付けや暖かい足元の体験を記事にしました。

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目次

結論

和洋折衷コーデは自由度が高く、自分らしさを表現できる魅力的なスタイルです。

補正いらずで簡単に着付けられる上に着崩れも気ならず、草履より足元も楽になるので一度挑戦してみる価値があります。

60代からは、襦袢の代わりにハイネックのインナーを取り入れるなど、まずは少しずつ試してみましょう。

そして、周りの反応を見ながら、徐々にアレンジを増やしていくと良いです。

ただし、若い人のようにやり過ぎるのは控えめに。上品さを大切にしましょう。

また、SNSで気になるスタイルを検索し、自分にも取り入れられそうな部分を真似することから始めるのも良い方法です。

和洋折衷コーデとは

和洋折衷コーデとは

「着物と洋服を組み合わせた自由なスタイルで、レトロやモダンな雰囲気が楽しめる」という特徴があります。

こんな人におすすめ

「着物初心者でも気軽に挑戦できる」ので着物初心者の方や「普段の服装に和を取り入れたい方」におすすめです。

「少々派手だったり」「サイズが小さく普通に着物として着られない」けれど、活かしてみたい方にもおすすめです。

和洋折衷コーデの基本アイテム

着物

レトロな柄やシンプルなデザインなど、普段着がおすすめです。

長襦袢の変わりに

レースの替え襟やブラウス・フリル付きブラウス・ハイネックインナーが合わせやすいです。

ボトムス


インナーにはチュールスカートやスパッツ、クロップドパンツが適しています。

靴・ブーツ


きれいめな普段遣いの靴でカジュアルダウンしたり、ヒールのブーツでエレガントさをプラスするのもおすすめです。

アクセサリーや小物

帽子やベルトでアクセントを加えたり、帯揚げの代わりにスカーフを使うのもおすすめです。


半幅帯や名古屋帯、洒落袋帯などカジュアルな帯で小ぶりに結ぶ方法が適しています。

季節ごとのコーデ

基本的に夏は軽やかな素材で、レースやサンダルをあわせる。

ただし、60代からは暑さが大敵です。そのため、何かをさらに加えるのではなく、涼しいインナーを選び、洗える着物や浴衣を補正なしで着る程度に抑えるのが賢明です。

冬は暖かいアイテムを選ぶことが大切ですが、

特に60代からは、冬のコーディネートから始めると失敗が少なくなります。冬は重ね着や防寒小物を取り入れて、暖かさを保ちながらおしゃれを楽しむことができるからです。

60代からは冬のコーデから試すのが失敗しないコツです。

実践のアドバイス

着物の着こなし

ブラウスやハイネックインナーに、スカートやスパッツ、クロップドパンツを合わせ、その上から補正無しで直接着物を羽織ります。寒い時期には、ヒートテックのシャツやスパッツを重ね着すると暖かく過ごせます。

着物の丈を少し短めにして、タイツやハイソックスを同系色で合わせると、全体がすっきりとまとまります。

今回の大島紬は母の寸法で短めなので腰紐の位置を高めに締め、着丈を短くしました。

従来の着丈の着物を短く着る場合も腰紐の位置を高めに締め、余ったおはしょりを伊達締めや腰紐で押さえ、調整します。

襟元のスタイル

襟元は後ろに抜かず、インナーの露出をコンパクトにまとめましょう。

60代からのスタイルポイント

ボトムスは外側に着て変化をつけるのではなく、スカートの裾を少し見せたり、スパッツを履くなど、着物の内側にポイントをおきましょう。

スカートを上に履く和洋折衷コーデもありますが、60代からは中々ハードルが高いので、今回はあくまでも着物の中に工夫をする着方にしています。

良い着方が見つかればまた、追加したいと思います。

靴選び

スニーカーではなく、革靴やエナメル靴を選ぶと、エレガントで60代からの年相応のコーディネートになります。

60代からの和洋折衷コーデでは、冬に草履よりもブーツやハーフブーツを合わせると、格段に暖かく歩きやすくなります。

アクセサリーや小物

夏は天然素材のサンバイザーやカチューシャ、冬はベレー帽など、小ぶりなアイテムでエレガントさを演出しましょう。

帯の選び方

帯は全体のポイントになるので、着物に合わせた色とカジュアルな格のものを選びましょう。全体を3色程度にまとめると、統一感があり悪目立ちしません。

これらを意識することで、和洋折衷スタイルをより魅力的に演出できます。

黒と赤の格子柄大島紬と黒字に赤い更紗模様の帯のコーデです。帯締め、帯揚げも同色、銀座結びで小ぶりに結びました。

帯揚げはシルクのスカーフです。

大島紬のインナーにレースのブラウスとダウンベスト、縞お召着物にプリーツスカートを裾からのぞかせたり、大柄の大島紬を黒羽織で抑えめにしたりで楽しみます。

エナメル靴を着物の色に合わせています。着物の一色と同じ茶色の帯と靴を選びました。

「素敵!」と言って貰えるコツ

着物を和洋折衷で着こなす際に「素敵!」言われるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。

ここでは、私なりの60代にふさわしい着物を主役にしたコーディネートのコツをご紹介します。

着物を主役にする


まずは、着物そのものを引き立てることが大切です。あれこれとアクセサリーや装飾を取り入れすぎると、全体のバランスが崩れてしまいます。着物の美しさを最大限に活かすためには、シンプルさを心がけましょう

色のバランスを考える


色使いはコーディネートの命です。派手な色や柄を多用すると、悪目立ちしてしまうことがあります。落ち着いた色合いでまとめることで、上品で洗練された印象を与えることができます。

小ぶりなアイテムを選ぶ


アクセサリーや小物は、小ぶりなものから試してみましょう。大振りなアイテムはインパクトがありますが、着物の美しさを損なう可能性があります。控えめなアイテムであれば、全体の調和を保ちつつ、さりげなく個性を演出できます。

大人のエレガントさを意識する


カジュアルなスタイルでも、大人のエレガントさを忘れずに。例えば、シンプルな帯結びや落ち着いた色合いの帯締めを選ぶことで、品格あるスタイルを作り上げることができます。エレガントさは、年齢に関係なく誰にでも似合うスタイルです。


これらのポイントを押さえると、「素敵!」と言って貰える着物スタイルになります。

年齢的に着物として着るには少々派手な着物を和洋折衷コーデで着付けました。

合わせてお読みください。

やってはいけない注意点

60代の和洋折衷コーデで避けるべきポイント

あえて、60代からで若い方には当てはまらないこともあります。


1. 色使いに注意: 色目は2〜3色に抑え、統一感を出すことが重要です。派手すぎる色の組み合わせは避けましょう
2. 帯の選び方結び方: 帯はカジュアルなものを選び、結び方は小ぶりにし、下目に締めるのがコツです。大きすぎる帯結びは避けましょう
3. 素材の選択: 季節を逸脱した生地や素材を用いたり、可愛さ優先のオタク的な印象や清潔感のない雰囲気を避けるべきです。
4. バランス: 和と洋のバランスに注意し、無理に混ぜすぎないことが重要です。正統派の古典から少しずつ洋の要素を取り入れるのがおすすめです。
5. アイテム選び: スニーカーは避け、革靴やエナメル靴でエレガントさを出しましょう。小物も着物の色に合わせたバッグや靴を選ぶことが大切です。

参考例写真がありませんが以上5つのポイントに気をつけてください。

まとめ

和洋折衷コーデは自由度が高く、自分らしさを表現できるスタイルです。

そして、補正いらずで簡単に着付けられ着崩れも気ならず、草履より足元も楽になるので挑戦をする価値があります。

60代からは、襦袢の代わりにハイネックインナーを着るだけなど、最初は少しづつはじめて周りの反応を確かめながら徐々に増やして挑戦してみてください。

その他、SNSで検索して自分に取り入れられそうな部分を真似することから始めるのも良い方法です。

私のインスタグラムです。https://www.instagram.com/mitukokimono/よかったら御覧ください。

寒い時期は上に羽織るもので着物とはわからないこともある」と着物インフルエンサーの山崎陽子さんも著書に書かれていました。

ぜひ、あなただけの和洋折衷コーデでランチやショッピングにお出かけしてみてください。

きっと手軽で楽ちんな新しい着物の世界が広がると思います。

最後までお読みいただき有難う御座いました。この記事が参考になれば嬉しいです。

着付け教室を開いています。お気軽にお問い合わせください。

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