「洗う絹子さん」シリーズ第3弾は、ついに正絹の長襦袢を丸ごと洗う挑戦です。
第1弾、第2弾では襦袢袖の汚れ落ちと縮みを検証しました。今回は「長襦袢全体を自宅で洗ったらどうなるのか?」を正直にレポートします。
正絹をご自宅で洗うのは不安な方も多いと思います。縮みや色落ちが気になりますよね。実際に洗ってみた結果をお伝えしますので、参考になさってください。
今回洗ったのはどんな長襦袢?
今回洗ったのは正絹の長襦袢です。スコープココの藤色のラメ入り単衣襦袢で、半衿は化繊のものをつけたまま洗いました。
【ラメ入り単衣長襦袢】

用意するもの
今回使ったのはこちらの1点だけです。
- 洗う絹子さん(絹専用洗剤)
特別な道具は不要。洗面台と普通のぬるま湯で洗えます。
別途、干すときに着物ハンガーはあった方が型崩れが防げて便利です。
ぬるま湯に襦袢を浸して全体に水分を行き渡らせてから、絹専用洗剤「洗う絹子」を15ml加えました。

洗い方の手順
(写真・動画:洗っている様子)
手順はとてもシンプルです。
- 洗面台にぬるま湯をはり、洗う絹子さんを適量(今回は15ml)加える
- 長襦袢を畳んだまま、やさしく押し洗い(約2分)
- 水を替えてすすぐ
- 軽く脱水(約1分)※絞らない
- 水が切れたら袖たたみにして形を整える
- 着物ハンガーにかけて陰干し
ゴシゴシこすったり、絞ったりしないのがポイントです。軽い押し洗いが基本です。

洗い上がりの結果レポート
脱水したら、袖たたみにし、形を整え着物ハンガーに左右対称に干しました。
洗い上がりはふんわりとした仕上がりで、色落ちも感じられず、ムラもなくきれいなままでした。見た目の変化はほとんど感じられませんでした。

洗った直後の縮み・伸びはどうなった?
ここが一番気になるところですよね。実際に乾く前に測った結果がこちらです。
| 部位 | 変化 |
|---|---|
| 身丈 | 1cm 縮んだ |
| 袖丈 | 2cm 伸びた |
| 裄 | 変化なし |
| 色落ち | ほとんどなし(薄い色の襦袢だからか) |
身丈の1cmの縮みは着用したときにほとんど気にならない範囲ですが最終的にどれくらい縮むかが問題です。
意外だったのが袖丈が2cm伸びたこと。縮むだけでなく、部位によって変化の方向が違うのは正絹ならではの特性かと思います。
色落ちについては、襦袢自体が薄い色だったので水に色がほとんど出ませんでした。
「洗う絹子さん」は絹専用に作られているので、色へのダメージが少ないのかもしれません。
裄は洗う前も66cmで変化なしでした。
完全に乾いた後、袖丈も元の長さに、生地感も変わらず、半衿も綺麗になっています。

化繊の半衿はつけたまま洗えた?
今回は化繊の半衿をつけたまま洗いました。半衿を外す手間が省けるかどうかも気になるポイントですよね。
結果は問題なし。半衿の縮みや襦袢の薄ピンクの色移りもなく、つけたまま洗えました。
ただし、襦袢の色が濃い場合や、刺繍半衿・正絹の半衿は、念の為、必ず外してください。
乾いた後の確認
一晩干して乾いた後の結果報告です。
今回の検証では以下の変化がありました。
| 部位 | 変化 |
|---|---|
| 身丈 | 3cm 縮んだ(アイロンで伸ばせるかも)123cm→120cm |
| 袖丈 | 元の長さに戻った(変化なし)45cm→47cm→45cm |
| 裄 | 変化なし |
元々、身丈が少し長めに作っていたので私には許容範囲。アイロンをかければおそらく元に戻ると思いますが、面倒なのでこのままで一度着てみようと思います。
それより何より驚いたのが、ノーアイロンなのにめちゃくちゃ綺麗だったこと!シワもほとんどなく、正直感動ものでした。これは、着物ハンガーのおかげかもしれません。
着物ハンガーにもいろいろ種類がありますが、私のお気に入りは長さがあるタイプ。袖の端までまっすぐ伸ばして干せるので、シワになりにくいんです。
みつ子あくまでも、個人の不確実な感想ですが、長襦袢の生地は縦方向に縮む傾向があるのではないかと思います。
以前、縮んでも良いと決心して、長襦袢を普通の洗濯洗剤で洗った時も、縦方向だけ縮んだ経験があります。
まとめ
正絹の長襦袢は自宅で洗える可能性がある!ただし寸法変化に注意が必要です。
「洗う絹子さん」を使えば、正絹の長襦袢を自宅で丸洗いすることができました。
縮み具合は別として仕上がりは満足のいくものでした。
今回、正絹長襦袢を丸洗いしてみて思うことは、普段着として気軽に着る長襦袢なら、自宅洗いで十分お手入れ可能じゃないかなと。



クリーニングに出す手間と費用を考えると、とても助かる洗剤だと思います。
襦袢も洗う人も違うので一概にいい悪いは言えませんが、私個人としては満足する範囲でした。
▼ 第1弾・第2弾はこちら
→ 「洗う絹子さん」第2弾:襦袢袖の汚れ落ちと縮みレポート
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が参考になれば嬉しいです。









