6月29日、京都市の関西日仏会館で開催されていた【草間彌生展】に、最終日に滑り込みで鑑賞することができました。
この日は非常に暑かったのですが、芭蕉布の着物に越後上布の帯を合わせて、一足早く涼を楽しむ盛夏の装いでお出かけしました。
数日前にインフルエンサーの山崎陽子さんがインスタグラムで芭蕉布の着物を素敵にお召しになっていたのを見て、私も挑戦してみたくなったのです。
足元は、大阪の「岩佐」製の畳表の下駄草履を選び、雨の予報に備えて美人のつま先(雨用カバー)を装着。
バッグは、長年愛用している十和田の「ゆずりは」さんで購入した山葡萄のかごバッグを持ちました。
暑さ対策としては、衣紋のところに保冷剤を忍ばせ、扇子も必需品として携帯しました。
ちなみに、この着物と帯は30年ほど前に購入したものですが、改めてその良さを感じながらのお出かけとなりました。
あっさりした絣模様が洗練された印象で、いろいろなコーディネートに合わせやすそうです。着物好きさんのあこがれの貴重な芭蕉布の着物です。
芭蕉布の帯です。
無地感覚の帯もコーディネートがしやすく苧麻の希少な帯です。
天然素材の帯は芯無しの八寸帯が涼しいです。
体感的にちょうどよく、快適に過ごすことができました。
展覧会場では、美しい草間彌生の作品を間近で鑑賞することができ、その迫力に圧倒されました。
特に嬉しかったのは、写真撮影が可能だったことです。
心が弾むような色柄!や独特の造形など、
細部までしっかりカメラに収められたので、後から振り返る楽しみが増えました。
寸法は合っていますが、芭蕉布と本麻襦袢の張りがそれぞれ強く、少し体に馴染みにくい感じです。でも、この程度なら気になりません。むしろ、張り付かず涼しく着られるのが魅力ですね。
インスタグラムの山崎陽子さんの投稿も同じ様になっていたので安心しました。
山葡萄のかごバッグの中にお召の端切れで作ったあずま袋をセットし、中身をしっかり守っています。
また、会場では主催者の方と気さくにお話しする機会があり、作品を背景に一緒に写真を撮ることができました。このように美しい作品に触れ、感動を共有できる時間は、本当に特別な経験だと感じました。
草間彌生の作品は、鮮やかな色彩と独特の形が織りなす幻想的な世界観が魅力で、見る人を一瞬でその世界に引き込む力があります。作品に込められたメッセージや背景を想像しながら鑑賞すると、さらに深く共感できるのもすばらしいことです。
最終日に滑り込むことができて、本当に良かったです。この展覧会を通して、草間彌生の魅力を改めて感じるとともに、新たな発見もたくさんありました。この経験を大切に、これからも積極的にアートに触れていきたいと思います。
大きなかぼちゃのイメージが強かったのですが、デスクに一つずつ並べて飾りたくなるような可愛らしい作品にも出会うことができました。
辛子色のかぼちゃが、なんだか芭蕉布の色柄に似ているように見えてきました!まるで着物の模様みたいで、ちょっと楽しい気分になりました♪
この展覧会を開催してくださった気さくなフランク・リヴァ氏と一緒に写真を撮り、とても良い記念になりました。
また、草間彌生展を教えてくれたアーティスティックなお嫁さんにも感謝しています。
皆さんも、機会があればぜひ草間彌生の作品に触れてみてください。その独特の魅力にきっと心を奪われると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
暑い夏でも涼しげに見える夏着物を楽しみたいと思います。
前結び講座や着付け教室も開校しています。浴衣や夏着物の着方などお気軽にお問い合わせください。
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